アルチザは3日続落、23年7月期業績予想を下方修正
アルチザネットワークス<6778>は3日続落している。8日の取引終了後、23年7月期の連結業績予想について、売上高を52億3000万円から47億700万円(前期比3.6%増)へ、営業利益を14億6100万円から10億1000万円(同30.9%減)へ、純利益を10億7500万円から6億6700万円(同39.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
モバイルネットワークソリューションで、見込んでいた国内の5Gに対する研究開発投資が顧客事情により年度末に向けて伸びなかったことや、海外向けは提案活動を行うものの受注には至らなかったことが要因。また、ネットワークセキュリティー関連市場における競争激化により、IPネットワークソリューションの売り上げも予想を下回る見通し。更に、5Gに対する研究開発費の増加なども利益を圧迫する。
第3四半期累計(22年8月~24年4月)決算を発表しており、売上高35億6100万円(前年同期比0.2%減)、営業利益8億3300万円(同42.4%減)、純利益4億9500万円(同45.7%減)だった。
同時にベトナムに開発拠点として100%子会社を設立すると発表した。同拠点によりコスト競争力を持った製品による拡販を図り、収益基盤の強化を目指すとしている。