トミタ電機が年初来安値更新、顧客の在庫調整の影響を受け第1四半期営業利益81%減
トミタ電機<6898>が大幅続落で年初来安値を更新している。8日の取引終了後に発表した第1四半期(2~4月)連結決算が、売上高4億1000万円(前年同期比18.7%減)、営業利益1800万円(同80.8%減)、純利益2100万円(同74.6%減)と大幅な減収減益となったことが嫌気されている。
顧客の在庫調整の影響を受けて出荷が低調に推移し、生産設備の稼働率低下により原価が悪化した。また、特に中国市場で情報通信関連の在庫調整が継続拡大し、政府の補助金終了により電気自動車(EV)向けが低迷したことも響いた。
なお、24年1月期通期業績予想は、売上高21億1400万円(前期比5.5%増)、営業利益1億5700万円(同9.6%増)、純利益9600万円(同0.7%増)の従来見通しを据え置いている。