NY株式:米国株式市場は続伸、CPI改善で6月利上げ休止観測強まる

市況
2023年6月14日 7時12分

ダウ平均は145.79ドル高の34,212.12ドル、ナスダックは111.40ポイント高の13,573.32で取引を終了した。

5月消費者物価指数(CPI)の改善で6月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止期待が一段と強まり、買いが先行。中国が景気刺激策を検討しているとの報道も投資家心理を上向かせ、主要株価指数は終日堅調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品や素材が上昇した一方で、電気通信サービスが小幅下落した。

ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は好決算を好感した買いやアナリストの投資判断引き上げで上昇。エネルギー会社のデボンエナジー(DVN)は生産や設備投資見通し改善を理由にアナリストが同社の投資判断を引き上げ買われた。クルーズ船を運営するノルウェージャン・クルーズライン(NCL)はアナリストが同社の目標株価を引き上げ上昇。ゲーム販売のゲームストップ(GME)はライアン執行会長による自社株買いが当局への届け出で明らかになり上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)も人口知能(AI)投資などを期待したアナリストの投資判断引き上げで買われた。一方、銀行のザイオンズ・バンコーポレーション(ZION)は純金利収入見通しを下方修正したことが嫌気され下落。携帯端末のアップル(AAPL)は下半期のアイフォーン売上鈍化見通しを理由にアナリストが投資判断を引き下げたことで下落した。

バイデン大統領はCPIの結果をインフレ対処における進展のあらわれだと歓迎した。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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