本日注目すべき【好決算】銘柄 リンクユー、パーク２４、エニーカラ (14日大引け後 発表分)
6月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
リンクユー <4446> [東証Ｐ] ★今期経常を92％上方修正
◆23年7月期の連結経常利益を従来予想の1億8600万円→3億5800万円に92.5％上方修正。増益率が2.2倍→4.2倍に拡大する見通しとなった。マンガアプリの規模拡大や地震予測AIサービスのユーザー数増加、ローカライズ需要の高まりを背景に、売上高が計画を上回ることが寄与。広告費の負担が減少することも利益を押し上げる。
Ｈａｍｅｅ <3134> [東証Ｐ] ★前期経常が上振れ着地・今期は48％増益へ
◆23年4月期の連結経常利益は前の期比39.9％減の13.9億円に落ち込んだが、従来予想の11.4億円を上回って着地。続く24年4月期は前期比47.9％増の20.6億円にV字回復する見通しとなった。今期はコマース部門で主力のスマートフォン向けアクセサリー「iFaceシリーズ」の販売が回復するほか、ゲーミングアクセサリーなども伸び、19.8％の増収を見込む。
ジャストプラ <4287> [東証Ｓ] ★2-4月期(1Q)経常は29％増益で着地
◆24年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比28.7％増の1.2億円に伸びて着地。新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和が進み、外食産業で通常営業を再開するなか、POSや勤怠管理、発注といったASPシステムの利用料収入などが増加したことが寄与。
パーク２４ <4666> [東証Ｐ] ★今期経常を11％上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年10月期上期(22年11月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の114億円に急拡大し、従来予想の95億円を上回って着地。新型コロナウイルス感染症の影響が想定より軽微で、モビリティサービスの稼働が好調に推移したことが要因。コロナ禍で継続して取り組んできた事業の筋肉質化などの効果で営業費用が計画を下回ったことも上振れにつながった。
併せて、通期の同利益を従来予想の230億円→255億円に10.9％上方修正。増益率が35.5％増→50.3％増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
モイ <5031> [東証Ｇ] ★2-4月期(1Q)経常は85％増益で着地
◆24年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比85.2％増の5000万円に拡大して着地。ポイント販売売上は減少したものの、マーケティング施策の最適化や決済手数料の減少などで採算は大きく改善した。
通期計画の7400万円に対する進捗率は67.6％に達しており、業績上振れが期待される。
エニーカラー <5032> [東証Ｐ] ★今期経常は34％増で4期連続最高益更新へ
◆23年4月期の経常利益(非連結)は前の期比2.3倍の94.4億円に伸びて着地。続く24年4月期も前期比34.4％増の127億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はVTuberグループ「にじさんじ」「NIJISANJI EN」ともに継続的な新規デビューと既存ユニットの更なる強化を進めるなか、引き続きコマース領域とプロモーション領域が成長を牽引する。
ＭＳＯＬ <7033> [東証Ｐ] ★上期経常が3.7倍増益で着地
◆23年10月期上期(22年11月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の8.3億円に急拡大して着地。主力のプロジェクトマネジメント支援サービスが既存顧客との取引深耕や新規顧客の獲得によって引き続き拡大し、54.3％の大幅増収を達成したことが寄与。
ピアズ <7066> [東証Ｇ] ★未定だった今期配当は25.45～27.65円に大幅増配へ
◆従来未定としていた23年9月期の期末一括配当は25.45～27.65円(前期は2.72円)実施する方針とした。配当性向の目標を短期的(25年9月期～26年9月期をメド)に30％に設定。今期は配当性向24％(前期は18.67％)とし、大幅増配を計画する。
クラシコム <7110> [東証Ｇ] ★今期経常を4％上方修正・最高益予想を上乗せ、初配当実施へ
◆23年7月期の経常利益(非連結)を従来予想の8.8億円(レンジ中値)→9.2億円に3.6％上方修正。増益率が4.5％増(同)→8.2％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。テレビ番組効果による認知度向上などを背景に、D2C売上高が好調に推移していることを反映した。
併せて、従来未定としていた期末一括配当は初配当となる40円を実施する方針とした。
株探ニュース
