野村が大幅に3日続伸、出遅れ低PBRセクターの証券株に相場上昇効果の思惑
野村ホールディングス<8604>が大幅に3日続伸。大和証券グループ本社<8601>も買われ、連日で年初来高値を更新した。PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄が集まる証券セクターに対しては、相対的な出遅れ感も意識されており、循環物色の一環として資金が流入している。日経平均株価が33年ぶりの高値圏にあり、連日で上昇する強い動きとなっていることもあって、株式市場が活況になることに伴う収益押し上げ効果に対する思惑も証券株への買いを誘う要因となっているようだ。
水戸証券<8622>やマネックスグループ<8698>、岡三証券グループ<8609>、東洋証券<8614>、東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>がいずれも大幅高。東証の業種別指数で証券・商品先物取引業は4%を超す上げとなり、上昇率でトップとなっている。日本取引所グループ<8697>も高い。