ダウ平均は続伸 アップルが最高値を更新し、時価総額が3兆ドルに拡大=米国株前半

市況
2023年7月1日 2時32分

NY株式30日(NY時間13:21)

ダウ平均   34405.75(+283.33 +0.83%)

ナスダック   13799.70(+208.37 +1.53%)

CME日経平均先物 33555(大証終比:+385 +1.15%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。本日は重要な日で、6月末の取引であると同時に第2四半期と上半期末の締めくくりでもある。好調な米経済指標を背景にしたソフトランディングへの期待と、FRBの追加利上げとの相反の中で、株式市場は堅調な推移を続けている。

FRBはどこまで利上げに踏み込むかはなお未知数だが、従来考えられていたよりはタカ派に傾斜している。7月利上げは確実視されているものの、9月以降についてはなお未知数。ただ、投資家はあともう少しの追加利上げはあるものの、利上げサイクルの終着点に接近している点は間違いないと見ている中、エコノミストの警告とは裏腹に、ソフトランディングへの期待を高めている。

「良きにつけ悪しきにつけ、株式市場は無傷の軟着陸を期待した動きを続けている」といった声も聞かれる。

この日発表の5月のPCEコアデフレータが予想を若干下回ったことも株式市場をサポートしている模様。ただ、FRBの直近のタカ派姿勢に変化を与えるほどの内容ではない。

アップル<AAPL>が最高値を更新し、時価総額が3兆ドルに拡大している。昨年初めに当時の発行株数で取引時間中の3兆ドルは達成したものの、終値ベースでは達成できていない。今回はどうか注目される。米大手銀のアナリストが投資判断を「買い」、目標株価を240ドルとしていた。あと30%の上昇余地を示唆し、ウォール街では最高。中国とインドでのさらなる市場シェア拡大とともに、アイフォーンの高価格帯へのシフトでもたらされる継続的な粗利益の拡大をウォール街は過小評価していると指摘している。

ナイキ<NKE>が前日引け後の決算を受けて下落。同社は積み上がった在庫処理に苦慮しており、依然として利益率が圧迫されている。また、2024年度の通期売上高見通しが1桁台半ばの伸びになると述べたことも市場は不満なようだ。アナリストは6%の伸びを予想している。

PCEコアデフレータ

結果 0.3%

予想 0.5% 前回 0.4%(前月比)

結果 4.6%

予想 4.7% 前回 4.7%(前年比)

ナイキ<NKE> 110.31(-3.06 -2.70%)

アップル<AAPL> 192.92(+3.33 +1.76%)

マイクロソフト<MSFT> 340.68(+5.63 +1.68%)

アマゾン<AMZN> 130.19(+2.29 +1.79%)

アルファベットC<GOOG> 121.51(+1.50 +1.25%)

テスラ<TSLA> 263.79(+6.29 +2.44%)

メタ・プラットフォームズ<META> 287.69(+6.16 +2.19%)

AMD<AMD> 114.44(+3.20 +2.88%)

エヌビディア<NVDA> 423.95(+15.73 +3.85%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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