ニッケが急反発、200万株を上限とする自社株買いを実施へ
日本毛織<3201>が急反発し年初来高値を更新している。13日の取引終了後に上限を200万株(発行済み株数の2.83%)、または24億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視する買いが入っている。取得期間は7月20日から12月20日まで。また、12月28日付で自社株220万株(同3.11%)を消却するとしている。
同時に発表した第2四半期累計(22年12月~23年5月)連結決算は、売上高545億4800万円(前年同期比1.7%増)、営業利益45億7000万円(同11.9%減)、純利益33億1300万円(同13.1%減)だった。市況の回復などで一般衣料用素材が好調に推移したほか、ニット関連の売糸販売が増加したが、円安による羊毛原料コストの上昇やエネルギー費・物流費の高騰などの影響で減益を余儀なくされた。
なお、23年11月期通期業績予想は、売上高1210億円(前期比11.0%増)、営業利益110億円(同2.7%増)、純利益73億円(同0.2%増)の従来見通しを据え置いている。