話題株ピックアップ【夕刊】(3):TAKISA、日本色材、SKジャパン

注目
2023年7月14日 15時19分

■TAKISAWA <6121>  1,987円  +400 円 (+25.2%) ストップ高   本日終値

TAKISAWA<6121>はストップ高。13日の取引終了後、ニデック<6594>がTAKISAに対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け価格は1株2600円で、完全子会社化を目指す。TAKISAの株価はTOB価格にサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は638万8228株(下限319万4100株、上限設定なし)。賛同を得るための検討の期間を設けたうえで、買い付け期間は9月14日~11月13日を予定する。買い付け予定数の上限がないことから、TOBの結果次第でTAKISAは所定の手続きを経て上場廃止となる可能性がある。ニデックの発表を受け、TAKISAは「開示文書の内容その他の関連情報を精査したうえで、当社の見解を公表する」とのコメントを開示した。TOBへの意見についても、決定次第、速やかに開示する方針とした。ニデックは工作機械事業の強化を狙う。

■日本色材工業研究所 <4920>  2,273円  +383 円 (+20.3%) 一時ストップ高   本日終値

日本色材工業研究所<4920>が急反発。4月12日につけた高値2198円を上回り、2020年2月以来およそ3年5カ月ぶりの水準を回復した。13日の取引終了後に発表した3~5月期(第1四半期)決算の内容が好調だったことを受け、好感した買いが集まった。3~5月期の売上高は前年同期比48.3%増の36億7900万円、営業損益は前年同期の赤字から1億7000万円の黒字に転換して着地した。国内・海外化粧品メーカーからの受注回復が寄与。原材料費など各費用の増加があったものの、増収効果とコスト圧縮努力で吸収した。

■エスケイジャパン <7608>  647円  +100 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

エスケイジャパン<7608>が後場に急伸。この日、24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比12.6%増の24億3400万円、最終利益は同67.5%増の2億1000万円だった。最終利益の進捗率は通期計画に対し50%と好調な滑り出しとなった。「星のカービィ」など定番キャラクターの商品の受注と販売が堅調に推移したほか、バスボール(フィギュア入り入浴剤)商品の販売も引き続き好調だったという。業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。

■セリオ <6567>  712円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

SERIOホールディングス<6567>がストップ高。13日の取引終了後、23年5月期の連結決算発表にあわせ、24年5月期の業績予想を開示。今期の最終利益は前期比93.6%増の2億6400万円を計画する。3期ぶりに最高益となる見通しを示したほか、年間配当予想は同1円50銭増配の8円50銭としており、これらをポジティブ視した買いが集まった。売上高は同13.5%増の111億1000万円を見込む。同社は子育て女性を対象とする就労支援事業や放課後施設、認可保育園の運営などを手掛ける。今期は認可保育園で5施設程度、放課後施設で12施設程度の開設を計画。就労支援事業では派遣登録者数の増加策が奏功。今年5月にかけての直近3カ月間で同登録者数は前年比で2.4倍で推移しており、新規顧客の獲得や既存の大手既存顧客への取引拡大を見込む。また、同社はローリング方式で毎期改定を行う3カ年の中期経営計画を公表した。26年5月期に売上高137億5000万円、営業利益7億6600万円(24年5月期は4億3900万円の見通し)とする目標を掲げた。

■TONE <5967>  1,148円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値

TONE<5967>はストップ高。同社は13日取引終了後、自社株取得枠の設定と24年5月期通期の連結業績予想を発表しており、これが好感されたようだ。取得する株式総数は40万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.43%)を上限とし、取得価額の総額は上限3億円。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためで、取得期間はきょうから24年5月31日までとなっている。また、あわせて公表した今期の連結業績予想は、売上高が前期比17.3%増の79億8000万円、営業利益が同18.6%増の14億5000万円。ボルト締結分野での競争優位性の高い新製品群の投入に加え、徹底した原価軽減により競争力を強化するとともに、海外拠点の安定稼働とグループ全体の製造・物流・販売体制の最適化を図るとしている。

■エヌリンクス <6578>  321円  +36 円 (+12.6%)  本日終値

エヌリンクス<6578>は急伸。NHKの受信料の契約と収納代行事業を主要業務としていたが、最近は不動産関連サイト運営など多角化を推進している。業績は低迷を余儀なくされているが、足もとでは会社側の想定を上回って推移している。13日取引終了後に発表した23年3~5月期決算は営業損益が8100万円の黒字(前年同期は2500万円の赤字)と赤字から脱却し、上期計画の2300万円の黒字予想を超過した。これを好感する形で投資資金が流入した。

■シイエヌエス <4076>  1,921円  +206 円 (+12.0%)  本日終値

シイエヌエス<4076>が3連騰し年初来高値を更新。13日の取引終了後に発表した24年5月期連結業績予想で、売上高67億2400万円(前期比12.3%増)、営業利益7億2400万円(同29.6%増)、純利益4億8700万円(同12.7%増)と大幅増益を見込み、年間配当予想で前期比1円増の46円(前期45円)を予定していることが好感された。企業のDX対応への需要が引き続き拡大傾向で推移すると予想するなか、6月に設立したコンサルティング事業部などによる顧客へのリーチ増加を目指した施策が奏功する見通し。デジタル革新推進事業、ビッグデータ分析事業、業務システムインテグレーション事業、コンサルティング事業の各事業で伸長を見込む。なお、23年5月期決算は、売上高59億8900万円(前の期比10.5%増)、営業利益5億5900万円(同4.8%増)、純利益4億3300万円(同5.8%増)だった。

■東名 <4439>  2,957円  +272 円 (+10.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位

東名<4439>が急反騰、2600~2700円台のもみ合いを急速に上放れる展開をみせている。中小企業向け光回線サービスやオフィスソリューション事業を手掛ける。電力小売り事業にも展開しており、業績は急拡大局面にある。同社が13日の取引終了後に発表した22年9月~23年5月期決算は、営業損益が11億6200万円の黒字(前年同期は3000万円の赤字)と様変わりした。これを評価する買いを呼び込んでいる。株式需給面では信用買い残が軽く、日証金では売り長の状態にあり、テクニカル的には25日移動平均線越えから3000円台を目指す展開に。

■オオバ <9765>  809円  +64 円 (+8.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位

オオバ<9765>は続急伸し年初来高値を更新。13日の取引終了後に発表した24年5月期連結業績予想で、売上高170億円(前期比8.6%増)、営業利益18億円(同5.0%増)、純利益11億5000万円(同6.9%増)と増収増益を見込み、年間配当予想で前期比10円増の34円(前期24円)を予定していることが好感された。今期も国土強靱化や防災・減災関連業務、防衛土木業務などの官庁需要の増加や、国土交通省業務の拡大が見込まれるほか、生産拠点の国内回帰と海外資本参入による産業用地・物流施設用地開発支援業務などの民間需要の増加などにより、引き続き好調な受注環境が予想されるとしている。なお、23年5月期決算は、売上高156億4700万円(前の期比1.8%減)、営業利益17億1400万円(同8.3%増)、純利益10億7500万円(同0.9%減)だった。同時に、28年5月期に売上高200億円、営業利益24億円を目指す中期経営計画を発表しており、これを評価する買いも入っているようだ。

■i-plug <4177>  1,910円  +118 円 (+6.6%)  本日終値

i-plug<4177>が3日続伸し、年初来高値を更新。同社は13日、子会社のマキシマイズが食品業界に続き、旅業界に特化した就活支援プロジェクトを始動したと発表しており、これが引き続き材料視されたようだ。マキシマイズは、「個人と組織の可能性の最大化~maximise your potential~」をミッションに掲げ、「Tsunagaru就活」サービスを展開。Tsunagaru就活では企業合同説明会や企業研究、ワークショップなどの就職活動に役立つさまざまなイベントを企業や大学と連携しながら開催している。

●ストップ高銘柄

アイビー化粧品 <4918>  642円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

出前館 <2484>  536円  +80 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

宮越ホールディングス <6620>  1,070円  +150 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

CVSベイ <2687>  798円  +100 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

など、1銘柄

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