話題株ピックアップ【夕刊】(3):ムゲンE、リッジアイ、山岡家

注目
2023年7月19日 15時19分

■ムゲンエステート <3299>  855円  +150 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ

ムゲンエステート<3299>がストップ高。18日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を458億6500万円から461億3900万円(前期比47.7%増)へ、営業利益を36億2500万円から46億3200万円(同55.6%増)へ、純利益を18億6300万円から25億2200万円(同61.3%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を32円から43円(前期20円)へ引き上げており、これを好感した買いが殺到した。従来予想で懸念していた不動産需要の減少が見られず、不動産買取再販事業の好調な販売が継続していることが要因。また、同事業で収益性を重視した販売が維持できていることも利益の押し上げに寄与する。

■Ridge-i <5572>  2,760円  +359 円 (+15.0%)  本日終値

Ridge-i<5572>が急伸。19日、国産生成AIの開発を開始したと発表した。クラウド提供事業者のさくらインターネット<3778>の環境下で生成AIを構築し、企業や官公庁が安心して利用できる目的特化型の大規模言語モデル(LLM)の提供を目指すとしており、手掛かり視されたようだ。研究開発チームには、自然言語AI領域で豊富な経験を持つバオバブ(東京都千代田区)も協力する。今年中にプロトタイプ版の提供を始め、24年から企業向けの生成AI・LLM活用サービスを開始する計画を示している。

■丸千代山岡家 <3399>  5,410円  +700 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値

丸千代山岡家<3399>が急反騰。18日の取引終了後、8月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことを好感した買いが入った。投資単位あたりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は9月1日。

■INTLOOP <9556>  5,530円  +700 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値

INTLOOP<9556>がストップ高。SBI証券が18日、イントループについて、投資判断「買い」で新規にカバレッジを開始した。目標株価は8500円に設定した。コンサルティングファームやシステムインテグレーターなどITベンダー向けについては、IT人材不足を背景に外注需要の増加を享受できるポジショニングにあると分析する。SBI証券はイントループの24年7月期の営業利益が13億3900万円になると予想する。

■メタリアル <6182>  1,835円  +167 円 (+10.0%)  本日終値

メタリアル<6182>が大幅反発。18日の取引終了後、子会社のロゼッタが70億パラメータを持つ日本語大規模言語モデル(LLM)「Metareal AI LLM-7B」を完成させたと発表しており、好材料視された。同LLMは、各種個別の特化型モデルを生成する際の基礎モデルとして使用されることを目的に開発。従来の言語汎用型モデルに比べてより自然な日本語の取り扱いに長けており、文章理解、文章生成、要約などの各種タスクに対応しているという。同社では、同モデルを用いた特化型モデルの生成に加えて、それらを用いた独自アプリケーションの受託開発などを開始するという。なお、同件による24年2月期業績予想に対する影響は未確定としている。

■TBK <7277>  418円  +36 円 (+9.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

TBK<7277>が急騰した。18日、トラックやバスに向けた非接触型の減速システムである電磁式リターダが、商用車分野での電動車普及に取り組むCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT、東京都文京区)が導入する燃料電池小型トラックに採用されたと発表。新世代の商用車向け部品の生産拡大を期待した買いを集めたようだ。CJPTは、商用車におけるCASE技術・サービスの企画を担う企業で、いすゞ自動車<7202>やスズキ<7269>、トヨタ自動車<7203>と同社傘下のダイハツ工業が参画する。既存のトラックやバスの補助ブレーキとして利用されているTBKのリターダは、モーターを活用した電動車にも一層の有効性が期待されており、ブレーキダストの抑制など環境負荷の低減にもつながるという。

■ザインエレクトロニクス <6769>  997円  +75 円 (+8.1%)  本日終値

ザインエレクトロニクス<6769>が5連騰で年初来高値を更新。18日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が従来予想の23億6600万円から24億5000万円(前年同期比6.4%増)へ、営業利益が1800万円から1億2400万円(同64.4%減)へ、純利益が100万円から1億7000万円(同70.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。LSI事業で主に国内市場において製品出荷が好調に推移したことが要因。また、為替が前期末比で円安に推移したことにより、主に現預金などの保有する外貨建資産の換算差益として為替差益1億4600万円を計上することなどが要因という。

■カナミックネットワーク <3939>  476円  +28 円 (+6.3%)  本日終値

カナミックネットワーク<3939>が急動意。同社は医療や介護サービス事業者に特化したクラウドサービスを手掛け、健康寿命延伸サービスに注力の構えをみせている。業績は売上高、利益ともに大幅な伸びを続けており、好業績を背景に株主還元の強化にも余念がない。18日取引終了後、23年9月期の年間配当を従来計画の3円50銭から5円50銭に2円増額することを発表しており、これが好材料視された。また、同日にシステム開発会社であるRuby開発(東京都港区)の株式を取得し子会社化することも併せて発表、これも株価を刺激している。

■ニーズウェル <3992>  829円  +35 円 (+4.4%)  本日終値

ニーズウェル<3992>は続伸。18日の取引終了後、官公庁向けDX化案件を受注したと発表しており、好材料視された。某省庁が進める大型のDX化案件について、ネットワーク設計構築とシステム開発・保守を行うとしている。

■レイ <4317>  410円  +17 円 (+4.3%)  本日終値

レイ<4317>が反発。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を10万株(発行済み株数の0.70%)、または5000万円としており、取得期間は7月24日から11月30日まで。譲渡制限付株式報酬制度を導入するのに伴い、取締役などに対して交付する譲渡制限付株式に複数年度にわたって充当させるためとしている。

●ストップ高銘柄

メイホーHD <7369>  2,116円  +400 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値

シンワワイズ <2437>  773円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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