話題株ピックアップ【夕刊】(3):リンクバル、CINC、土屋HD

注目
2023年7月21日 15時17分

■リンクバル <6046>  286円  +41 円 (+16.7%)  本日終値

リンクバル<6046>は急動意。同社は20日、人工知能(AI)を活用して自然言語処理と集合論を応用したイベント情報の名寄せ技術を開発したと発表した。同技術は、イベントを説明するテキストデータから企画内容が同一と思われるイベント同士を高精度で名寄せするというもの。この発表を材料視する見方が徐々に広がり、きょう後場に入って同社株は一気に上げ足を強めている。

■CINC <4378>  781円  +100 円 (+14.7%) ストップ高   本日終値

CINC<4378>が急騰。20日の取引終了後、デジタルマーケティングの調査・分析・運用ツール「Keywordmap」について、チャットGPTを活用した新機能の実装を発表した。これを材料視した買いが集まったようだ。Keywordmapから抽出したデータをチャットGPTが読み込み、SEO(検索エンジン最適化)の観点から見出し案を生成する。記事の作成時間の短縮化や生産性の向上が期待できるという。

■土屋ホールディングス <1840>  243円  +15 円 (+6.6%)  本日終値

土屋ホールディングス<1840>が反発、今月4日に大口買いで急動意をみせ、6日にはザラ場250円まで駆け上がり年初来高値をつけたが、その後は調整を入れていた。しかし、今週に入ってから買い直される展開となっている。訪日外客数が拡大の一途となるなか、観光地として北海道は大人気で、札幌市などの主要都市では中期的に不動産市場も活性化する可能性が高い。更に、千歳市には日の丸半導体新会社「ラピダス」の最先端半導体の大規模生産工場が建設される予定にあり、住宅需要も喚起されるとの見方が強まっている。北海道を地盤とする住宅会社で道内の売り上げが7割を占める同社にとって追い風が意識されやすい。PBRが0.5倍近辺で割安感が強いことも物色人気を後押ししている。

■アルインコ <5933>  1,057円  +49 円 (+4.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位

アルインコ<5933>が急反発。20日の取引終了後、第2四半期累計(3月21日~9月20日)の連結業績予想について、営業利益を10億8000万円から14億5000万円(前年同期比44.7%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は299億円(同0.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、建築需要が高水準で継続していることを背景にレンタル資産の稼働率が想定に比べて高稼働を維持し、レンタル関連事業の売上高が好調に推移していることが要因。また、前期に実施した販売価格改定の効果が利益面での改善に寄与していることや、外貨建資産などの為替評価益が生じたことも寄与する。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高624億円(前期比2.8%増)、営業利益25億円(同3.3%増)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(3月21日~6月20日)決算は、売上高141億4900万円(前年同期比1.8%減)、営業利益7億6200万円(同59.9%増)だった。

■エムビーエス <1401>  516円  +22 円 (+4.5%) 一時ストップ高   本日終値

エムビーエス<1401>が一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。20日の取引終了後、木質新素材の製造販売を手掛けるリグノマテリア(東京都新宿区)と資本業務提携に向けて基本合意したと発表しており、これを好感した買いが流入した。リグノマテリアが8月1日払込期日の予定で発行する普通株式90株の第三者割当増資を2億250万円で引き受ける。両社は今後、新しい建築資材の開発やプラント建設及び製造物の拡販を協力して行い、両社の企業価値向上を目指すとしている。なお、同件による24年5月期業績への影響は現時点で軽微としている。

■表示灯 <7368>  1,418円  +58 円 (+4.3%)  本日終値

表示灯<7368>が続伸。20日の取引終了後、避難誘導看板「NAVIアラート」を製造・販売する新事業を開始したと発表しており、好材料視された。「NAVIアラート」は、防災無線のすきまを補う音・光・反射パネルがついた避難誘導看板で、災害警報システムとして特許を取得している。災害発生時や警報発令時に自治体などであらかじめ管理登録された端末からのタッチ操作によって、地域の街路に設置された「NAVIアラート」を一斉に稼働することができ、緊急時でも音と光で避難者の注意を引くことで、直感的に避難情報を土地勘のない来訪者にも届けることが可能になるとしている。

■こころネット <6060>  1,025円  +37 円 (+3.7%)  本日終値

こころネット<6060>が反発。20日の取引終了後、山梨県を地盤に葬祭事業を展開する喜月堂ホールディングス(山梨県韮崎市)の全株式を9月1日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。今回の子会社化は、葬祭事業の営業エリア拡大を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、24年3月期業績への影響は現在精査中としている。

■ガイアックス <3775>  493円  +16 円 (+3.4%)  本日終値

ガイアックス<3775>が3日続伸。午前10時30分ごろ、高知県から「令和5年度起業体験推進事業」の企画・運営を受託したと発表しており、好材料視された。ガイアックスは、全国の学校向けに起業がテーマの探究プログラム「起業ゼミ」を提供しており、同事業では高知県内の小中学生を対象に、「Local to Global(地元から世界へ)」をテーマにした起業体験プログラムを実施し、高知の魅力を世界中に届けるアントレプレナーの育成を目指すという。

■gumi <3903>  714円  +23 円 (+3.3%)  本日終値

gumi<3903>が買い先行。同社は20日、スマートフォン向け本格シミュレーションRPG「アスタータタリクス(アスタタ)」のリリース日が8月28日に決定したと発表。これを受けて期待感が高まるかたちとなっているようだ。このゲームは、同社のスタジオ「Studio FgG」が開発をし、事業パートナーとしてアニプレックス(東京都千代田区)が参画。事前登録者数は25万人を突破しているという。

■フォーシーズHD <3726>  512円  +11 円 (+2.2%)  本日終値

フォーシーズHD<3726>が新値追い。同社は20日取引終了後、販路拡大による売り上げ向上とリピーター獲得を目的に、ふるさと納税返礼品として自社商品を出品すると発表。これが新たな買い手掛かりとなっているようだ。第1弾として、アロマ専門店「AROMA BLOOM(アロマブルーム)」のなかから、ペーパーディフューザーをふるさと納税品として掲載開始。今後、第2弾・第3弾と順次拡大していくという。

●ストップ高銘柄

メイホーHD <7369>  3,120円  +504 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

エスエルディー <3223>  1,073円  +150 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

クロスプラス <3320>  1,119円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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