【↓】日経平均 大引け| 続落、半導体関連などハイテク株中心に売り優勢 (7月21日)

市況
2023年7月21日 16時15分

日経平均株価

始値  32336.86

高値  32462.44(12:34)

安値  32080.95(09:11)

大引け 32304.25(前日比 -186.27 、 -0.57% )

売買高  11億9119万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆1288億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は186円安と続落、一時400円超下落も下げ渋る

2.前日の米国はNYダウが9日続伸もナスダック指数は下落する

3.東京市場は半導体関連などハイテク株中心に売りが優勢の展開

4.台湾のTSMCが今期売上高を下方修正し東エレクなどが売られる

5.ニデックは前日に発表した決算内容が好感され大幅高に買われる

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比163ドル高と9日続伸した。市場予想を上回る四半期決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>やIBM<IBM>が上昇し指数を押し上げた。

東京市場では、日経平均株価は続落。半導体関連などハイテク株が下落するなか全般軟調な展開が続いた。

前日の米株式市場では、NYダウは9日続伸したものの、ハイテク株は売られナスダック指数は下落した。これを受け、東京市場もハイテク株を中心に軟調に推移。日経平均は朝方に一時、前日比で400円を超える下落となる場面があったが、売り一巡後は先物を中心に買い戻しが入り下げ渋った。台湾の大手半導体企業、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が20日の決算で23年12月期の売上高の予想を下方修正したことが嫌気され、半導体関連株の下落が目立った。後場に入ってからは、来週の日米の金融政策決定会合などが意識され様子見姿勢も強まった。

個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>が安く、ソシオネクスト<6526>やルネサスエレクトロニクス<6723>が売られた。信越化学工業<4063>やイビデン<4062>も軟調だった。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が売られ、キーエンス<6861>や任天堂<7974>が安い。

半面、前日に発表した決算が好感されニデック<6594>が急伸した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三菱商事<8058>が高く、パナソニック ホールディングス<6752>やホンダ<7267>、JFEホールディングス<5411>が値を上げ、そーせいグループ<4565>が値を飛ばした。武田薬品工業<4502>や第一三共<4568>もしっかり。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はニデック <6594>、テルモ <4543>、第一三共 <4568>、中外薬 <4519>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約47円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、信越化 <4063>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約257円。

東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気・ガス業、(3)パルプ・紙、(4)医薬品、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)金属製品、(3)ゴム製品、(4)繊維製品、(5)サービス業。

■個別材料株

△パルマ <3461> [東証G]

6月のBPOサービス累計受託件数が大きく伸長。

△gumi <3903> [東証P]

「アスタタ」のリリース日が8月28日に決定。

△CINC <4378> [東証G]

「AI見出し案自動生成機能」の提供開始を材料視。

△そーせい <4565> [東証P]

スイス医薬品企業の日本・韓国法人を買収。

△アルインコ <5933> [東証P]

レンタル関連事業好調で上期利益予想を上方修正。

△ニデック <6594> [東証P]

第1四半期営業益はコンセンサス大幅に超過。

△ぷらっと <6836> [東証S]

日本酒輸出増実証プロジェクト開始を材料視。

△JIA <7172> [東証P]

23年12月期業績予想を上方修正。

△エリアクエス <8912> [東証S]

60万7500株を上限とする自社株買いを実施へ。

△Genky <9267> [東証P]

既存店売上高が想定以上に伸長し23年6月期業績は計画上振れ。

▼OBシステム <5576> [東証S]

第1四半期営業益は通期計画に対し進捗率14%。

▼アドバンテスト <6857> [東証P]

米半導体株安が顕著でセンチメント悪化。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Genky <9267>、(2)そーせい <4565>、(3)ニデック <6594>、(4)ミダックHD <6564>、(5)JIA <7172>、(6)マニー <7730>、(7)エンシュウ <6218>、(8)阪和興 <8078>、(9)宮越HD <6620>、(10)アルインコ <5933>

値下がり率上位10傑は(1)さくらネット <3778>、(2)サーバワクス <4434>、(3)アドテスト <6857>、(4)東エレク <8035>、(5)エムアップ <3661>、(6)アイスタイル <3660>、(7)Gunosy <6047>、(8)スクリン <7735>、(9)RPA <6572>、(10)オークネット <3964>

【大引け】

日経平均は前日比186.27円(0.57%)安の3万2304.25円。TOPIXは前日比1.30(0.06%)高の2262.20。出来高は概算で11億9119万株。東証プライムの値上がり銘柄数は755、値下がり銘柄数は988となった。東証マザーズ指数は765.53ポイント(11.45ポイント安)。

[2023年7月21日]

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