本日注目すべき【好決算】銘柄 LeTech、レーザーテク、Genky (24日大引け後 発表分)
7月24日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
LeTech <3497> [東証G] ★今期最終を65%上方修正・最高益予想を上乗せ、2期ぶり32円で復配へ
◆23年7月期の最終損益(非連結)を従来予想の7億円の黒字→11.5億円の黒字(前期は46.8億円の赤字)に65.4%上方修正し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。不動産ソリューション事業における一部案件の売却が翌期以降にずれ込み売上高は計画を下回るものの、国内旅行の活発化やインバウンド需要の回復を背景に、ホテル・民泊物件の稼働率が想定を上回ることで利益は上振れする。販管費の圧縮に加え、繰延税金資産の計上に伴う税金負担の減少も利益を押し上げる。
業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を32円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。
大倉工 <4221> [東証P] ★上期最終を一転26%増益に上方修正
◆23年12月期上期(1-6月)の連結最終利益を従来予想の16.5億円→23億円に39.4%上方修正。従来の9.8%減益予想から一転して25.7%増益見通しとなった。新規材料事業で大型液晶パネル向け光学フィルムの在庫調整が一段落し、受注が回復してきたことが要因。投資有価証券売却益4.2億円を計上したことも最終利益を押し上げた。
川岸工 <5921> [東証S] ★今期経常を一転9%増益に上方修正、配当も20円増額
◆23年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の9億円→16億円に77.8%上方修正。従来の38.6%減益予想から一転して9.1%増益見通しとなった。原材料価格の高騰に伴う値上げの進展に加え、大型物件の完成や工場の稼働率向上などが収益を押し上げる。前期に受注した好採算工事の影響も上振れに貢献する。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は80円)に増額修正した。
レーザーテク <6920> [東証P] ★前期経常を50%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も49円増額
◆23年6月期の連結経常利益を従来予想の420億円→630億円に50.0%上方修正。増益率が25.1%増→87.6%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。半導体関連装置の一部で検収・売り上げ時期が前後したことによる製品構成の良化に加え、為替が想定より円安で推移した影響などが上振れの要因。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の129円→178円(前の期は97円)に大幅増額修正した。
Genky <9267> [東証P] ★今期経常は2%増で2期連続最高益更新へ
◆23年6月期の連結経常利益は前の期比16.3%増の70.7億円に伸びて着地。続く24年6月期は前期比2.4%増の72.5億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は39店舗の新規出店を計画するほか、既存店ではスクラップ&ビルドの推進と店舗改装に注力する方針。
同時に発表した7月既存店売上高は前年同月比7.4%増と5ヵ月連続で前年実績を上回った。
PCA <9629> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は38%増益で着地
◆24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比38.4%増の4.3億円に拡大して着地。PCAソフト・保守契約の値上げ前の更新需要やクラウドサービスの利用者増加などを背景に、14.7%の増収を達成したことが寄与。
株探ニュース