今日の為替市場ポイント:目先的にリスク回避のドル売り縮小の可能性

通貨
2023年7月27日 8時07分

26日のドル・円は、東京市場では141円19銭から140円61銭まで下落。欧米市場では140円70銭まで買われた後、139円93銭まで下落し、140円24銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に140円台で推移か。米追加利上げの可能性は残されており、目先的にリスク回避のドル売りは縮小する可能性がある。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は25、26日に開催した会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き上げることを全会一致で決定した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合終了後の記者会見で、「この先、適切と考えられる追加政策引き締めの程度を決定する上では、引き続きデータ重視のアプローチで臨む」と述べた。ただ、FOMCの声明では経済活動は緩やかなペースで拡大しているとの見解が表明されており、市場参加者の間からは「9月以降に追加利上げが行われる可能性は残されている」との声が聞かれた。ドルについては当面、米長期金利の動向を意識した値動きとなりそうだ。10年債利回りが4%レベルに再接近する可能性は低いとの見方が増えた場合、ドルの上値は重くなりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

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