東京株式(前引け)=小反落、朝安後は押し目買いで戻り足に
7日前引けの日経平均株価は前営業日比2円44銭安の3万2190円31銭と小幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億2456万株、売買代金概算は1兆7269億円。値上がり銘柄数は1207、対して値下がり銘柄数は573、変わらずは54銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方はリスク回避ムードの強い地合いで日経平均は寄り付きで3万2000円台を割り込んだが、その後は値ごろ感からの押し目買いが入り、一貫して値を戻した。前引けは3万2000円台に戻し、前週末終値とほぼ並ぶ水準で着地している。この日の朝に、前回開催された日銀金融政策決定会合での「主な意見」が発表され、日銀の金融緩和継続姿勢が改めて確認されたことが、全体相場を支える格好となった。値上がり銘柄数は1200を超え、値下がり銘柄数の倍以上の数となっている。なお、TOPIXはプラス。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>や、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。サンケン電気<6707>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>などが大幅安。半面、日本製鉄<5401>が大きく買われ、三菱重工業<7011>も堅調。アステラス製薬<4503>が値を飛ばした。富山第一銀行<7184>が急騰し値上がり率トップとなったほか、日本CMK<6958>、大真空<6962>も大幅上昇をみせている。