ダウ平均は続伸 ジャクソンホール後の流れが継続 エヌビディアが反発=米国株前半

市況
2023年8月29日 2時36分

NY株式28日(NY時間13:25)

ダウ平均   34569.84(+222.94 +0.65%)

ナスダック   13694.49(+103.84 +0.77%)

CME日経平均先物 32270(大証終比:+100 +0.31%)

きょうも米株式市場は買い戻しが優勢となり、ダウ平均は続伸。先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演で、FRBは9月の次回FOMCで金利を据え置く余地を残し、慎重に政策を進めるとの姿勢を強調していた。また、金利は高止まりし、経済とインフレが冷え込まない場合はさらに上昇する可能性も示唆。

ある程度想定通りだったこともあり、先週末の米株式市場は買い戻しの反応を示していたが、きょうもその流れを引き継いでいる。一部からは「金曜日のパウエル議長の発言からは本当に驚くようなものはなかった。インフレを阻止するプロセスは依然として進行中であることから、今後、ボラティリティの高まりや市場の混乱も予想される」といった声も聞かれる。

また、「パウエル議長が大型の成長株への投資意欲を妨げるような発言をしなかったことだ。消費者裁量とIT・ハイテクはアウトパフォームし、大型株は小型株を上回り、グロースはバリューよりも買われた」といった声も聞かれる。

今週は31日木曜日に7月のPCEデフレータ、そして、1日金曜日に8月の米雇用統計が発表になり、9月相場に?向けて、その結果を待ちたい雰囲気も強い。

また、中国当局が株式取引の印紙税引き下げやIPOのペース抑制などの株価てこ入れ策を発表したことも好感されている。ただ、週明けの中国株は上昇したものの、終始上値の重い展開も見られていた。

エヌビディア<NVDA>が反発し、全体の雰囲気を緩和。序盤は売買が交錯していたが、上げに転じている。先週の決算は予想を上回る強い内容ではあったものの、株価は冴えない反応が続いていた。市場からは、現在の同社株の値動きはこの先の市場の動きを暗示しているといった声も聞かれていたが、バリュエーションはより合理的になっているとの指摘も出ている。

日用品・工業品の3M<MMM>が上昇。米軍と訴訟となっていた欠陥のある戦闘用耳栓の件で、55億ドル余りを払って決着させることで暫定合意に達したと報じられた。

3M<MMM> 103.96(+5.01 +5.06%)

アップル<AAPL> 179.94(+1.33 +0.74%)

マイクロソフト<MSFT> 324.14(+1.16 +0.36%)

アマゾン<AMZN> 132.82(-0.44 -0.33%)

アルファベットC<GOOG> 131.59(+0.90 +0.69%)

テスラ<TSLA> 238.47(-0.12 -0.05%)

メタ・プラットフォームズ<META> 289.52(+4.02 +1.41%)

AMD<AMD> 102.64(+0.39 +0.38%)

エヌビディア<NVDA> 467.20(+7.02 +1.53%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.