今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してドル売り縮小の可能性も

通貨
2023年8月29日 8時07分

28日のドル・円は、東京市場では146円61銭から146円28銭まで下落。欧米市場では146円74銭から146円37銭まで下落したが、146円53銭で取引終了。本日29日のドル・円は主に146円台で推移か。米国株高を意識してリスク回避的なドル売りは縮小する可能性がある。

28日のニューヨーク外為市場では、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢となり、ドル・円は今年の高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)は金融引き締め政策を当面継続すると予想されており、日米金利差のさらなる拡大を想定してドル売り・円買いは縮小した。

市場参加者の間では、8月消費者信頼感指数、7月コアPCE価格指数、8月雇用統計に対する関心が引き続き高い。一部の市場参加者は「7月コアPCE価格指数が市場予想と一致、または上回った場合、1ドル=148円台もあり得る」と指摘している。ただ、円買い介入が実施される可能性は一段と高まるため、「米経済指標が改善してもリスク選好的なドル買い・円売りは拡大せず、ドルは147円近辺で上げ渋る」との見方も出ている。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.