INPEXなど石油関連株が連日人気、WTI価格は10カ月ぶり高値圏に上昇
石油関連株が連日人気に沸いている。INPEX<1605>は5日続伸し2008年10月以来、約15年ぶりの水準に上昇。石油資源開発<1662>は続伸し、ENEOSホールディングス<5020>は9日続伸、コスモエネルギーホールディングス<5021>も5日続伸している。6日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比0.85ドル高の1バレル=87.54ドルに上昇した。一時88.08ドルと昨年11月中旬以来、10カ月ぶりの高値をつけた。サウジアラビアが5日に日量100万バレルの自主減産を12月末まで3カ月延長すると表明。また、ロシアも原油輸出の削減を年末まで延長することを明らかにしており、原油市場の需給逼迫が続くとの観測が強まっている。また、7日に米エネルギー情報局(EIA)が発表する週間在庫統計で米原油在庫が減少するとの観測も相場の押し上げ要因となった。