「パワー半導体」が17位、信越化・OKI新技術発表で注目度上昇<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「パワー半導体」が17位となっている。
信越化学工業<4063>と沖電気工業<6703>は5日、窒化ガリウム(GaN)を用いたパワー半導体の普及に向けた新技術を発表した。専用の基板で成長させたGaNの結晶を剥がし取り、別の基板へ接合する技術の開発に成功したという。今後、GaNパワー半導体を製造する企業に対して信越化が専用基板、OKIが同技術を提供するとしている。
この内容がメディアで報じられ、注目度が上昇。同日の株式市場の話題をさらい、両銘柄には物色の矛先が向かった。パワー半導体は今後普及が見込まれる電気自動車(EV)などへの利用拡大が期待され、市場では有望な投資テーマとして高い人気を集めている。関連企業の動向には引き続き注目が必要だ。
銘柄としては、まずは大手の三菱電機<6503>、富士電機<6504>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ローム<6963>をマーク。中小型株ではタムラ製作所<6768>やタカトリ<6338>、三社電機製作所<6882>、AIメカテック<6227>、テクノアルファ<3089>などを押さえておきたい。