東京株式(前引け)=反落、連騰の反動も下値抵抗力発揮
7日前引けの日経平均株価は前営業日比36円20銭安の3万3204円82銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億1062万株、売買代金概算は1兆7799億円。値上がり銘柄数は832、対して値下がり銘柄数は926、変わらずは75銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は利益確定売り圧力が表面化した。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でも原油価格の高騰や発表された経済指標を受けてインフレ警戒感が再燃、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに値を下げた。これを受けて東京市場でもリスク回避ムードが強まった。日経平均は前日まで8連騰を記録し、サイコロジカルラインも11勝1敗と過熱感が強かったこともありその反動が出た形だ。ただ、下値では押し目買いが観測され下げ幅は限定的となっている。
個別ではレーザーテック<6920>が安く、アドバンテスト<6857>の下げも目立つ。ソシオネクスト<6526>も売られた。ネクステージ<3186>が急落、力の源ホールディングス<3561>、沖電気工業<6703>なども大きく下落した。半面、三菱重工業<7011>が上値追い継続、三菱商事<8058>も買い優勢。ファーストリテイリング<9983>も堅調。川崎重工業<7012>、INPEX<1605>が値を上げた。トーホー<8142>がストップ高に買われ、丹青社<9743>、タダノ<6395>も大幅高となった。