積水ハウスは連日の新高値更新、5~7月期経常17%増益を買う
積水ハウス<1928>は連日で新高値を更新した。7日の取引終了後に24年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比15.2%減の1252億3900万円となったが、直近3カ月間の5~7月期では17%の大幅増益となり、業績のモメンタム回復を期待した買いが集まったようだ。
第2四半期累計の売上高は同2.7%増の1兆4624億4300万円。5~7月期では約11%の増収となった。中間期のセグメント別の業績は、国際事業が減収減益となった一方、賃貸・事業用建物事業や賃貸住宅管理事業、リフォーム事業などが堅調に推移。開発事業も伸びた。連結全体の受注高は同9.9%増の1兆5939億3700万円となった。
あわせて同社は、積水ハウス建設グループの組織再編方針についても開示。積水ハウスが100%出資する中間持ち株会社「積水ハウス建設ホールディングス」を設立し、同社に積水ハウス建設事業本部の管轄事業を吸収分割する。