ホンダが逆行高、北米充電規格採用でテスラと合意・トヨタ会長の運転動画も株価刺激
ホンダ<7267>が逆行高で新値街道を快走している。同社は7日、2025年から北米で販売する電気自動車(EV)の充電ポートに北米充電規格(NACS)を採用することで、米テスラ<TSLA>と合意したと発表した。テスラの充電網「スーパーチャージャー」の利用が可能になることでユーザーの利便性が高まるとし、中期的なEV販売増への期待が膨らんだ。
加えて、トヨタ自動車<7203>の公式X(旧ツイッター)アカウントで同日、同社の豊田章男会長がホンダ車を運転する動画が公開された。世界的に車両メーカー数の多い日本の自動車市場では、これまでメーカー同士の協業によるリソースの有効活用策を模索する動きが続いていたが、今回の動画公開により、ホンダとトヨタという新たな協業の思惑を広げる格好となったようだ。ホンダ株に対しては、車両開発負担の軽減などが期待できると受け止めた投資家の買いを誘う形となったとみられている。
最終更新日:2023年09月08日 13時44分