話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本テレホン、ツクルバ、POPER
■品川リフラクトリーズ <5351> 7,810円 -60 円 (-0.8%) 本日終値
品川リフラクトリーズ<5351>が反落。7日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1440億円から1450億円(前期比16.0%増)へ、営業利益を142億円から145億円(同33.7%増)へ、純利益を140億円から150億円(同80.6%増)へ上方修正し、あわせて未公表としていた期末配当予想を36円にすると発表したことを受けて朝方は高く始まり年初来高値を更新したものの、その後は利益確定売りに押されている。海外事業の伸長などに加えて、政策保有株式の一部を売却予定としていることが要因としている。なお、同社は10月1日付で1株から5株への株式分割を実施することから、分割前換算の期末配当予想は180円となり、年間配当予想は340円(前期200円)となる予定だ。
■クスリアオキ <3549> 9,087円 -17 円 (-0.2%) 本日終値
クスリのアオキホールディングス<3549>がしっかり。同社は7日取引終了後、中尾(石川県能美市)が展開するスーパーマーケット1店舗(大浜町店)を譲り受ける契約を締結したと発表。これが下支え材料となったようだ。事業譲渡日は11月1日を予定。これにより、食品スーパーの持つ新鮮な食材の品揃えとドラッグストアが持つヘルス&ビューティーや日用品の品揃え、また処方箋を取り扱う調剤薬局を組み合わせることで、地域の顧客にとって魅力的な店舗をつくることができるとしている。
■日本テレホン <9425> 550円 +80 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
日本テレホン<9425>が連日の年初来高値更新。この日は午後1時ごろ、ネットオークション・フリマアプリの「ヤフオク!」へ、リユース端末を取り扱う「ReYuuストア」を出店したと発表しており、好材料視された。「ReYuuストア」として新たな顧客層へのアプローチを強化するとともに、オークションサイトとしての特徴を生かしたサービスの拡充を図ることが目的としている。
■ツクルバ <2978> 1,267円 +175 円 (+16.0%) 一時ストップ高 本日終値
ツクルバ<2978>が急反騰し年初来高値を更新。7日の取引終了後、集計中の23年7月期単独業績について、売上高が従来予想の40億円から41億5200万円(前の期比50.1%増)へ、営業損益が2億2000万円の赤字から1億3200万円の赤字(前の期7億7300万円の赤字)へ、最終損益が2億4200万円の赤字から1億6500万円の赤字(同8億2200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主力のcowcamo(カウカモ)事業で顧客からの問い合わせ数・接客数が想定よりも増加し、流通総額(GMV)が拡大したことが要因。また、22年2月から取り組みを開始したコストマネジメントの順調な進捗も寄与した。
■POPER <5134> 748円 +77 円 (+11.5%) 一時ストップ高 本日終値
POPER<5134>が一時ストップ高。光通信<9435>のグループ会社が7日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、POPER株の保有割合が5.05%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入った。保有目的は純投資。報告義務発生日は8月31日。
■カクヤスグループ <7686> 2,568円 +248 円 (+10.7%) 本日終値
カクヤスグループ<7686>は大幅高で5日ぶりに反発。7日の取引終了後に発表した8月度のカクヤス単体売上高が前年同月比28.2%増となり、22カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。テレビCMや交通広告などの効果もあり、家庭向け、飲食店向けともに客数及び客単価が前年実績を上回った。
■エコモット <3987> 768円 +67 円 (+9.6%) 本日終値
エコモット<3987>が反発した。7日の取引終了後、コンクリート養生向けの温湿度管理システムに関し、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録申請し、同省関東地方整備局により登録されたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。コンクリートの品質管理精度の向上や作業員の負担軽減につながる温湿度管理システム「おんどロイド」は、累計1500を超える現場で活用されている。今回、多数の子機を配置しての計測や、任意設定した警戒値に連動した散水養生や温風養生への活用機能など、リリース後に改良を行った機能の新規性が認められたという。
■構造計画研究所 <4748> 3,630円 +255 円 (+7.6%) 本日終値
構造計画研究所<4748>が4連騰。構造計算を祖業とする防災コンサルティング会社でクラウド製品分野の育成に力を入れている。業績は2ケタ増収増益基調にあり、23年6月期は売上高が前の期比12%増の165億8000万円、営業利益が同11%増の21億8900万円を達成しいずれも過去最高となっている。7日取引終了後、非開示だった24年6月期の業績予想を発表、売上高は前期比9%増の180億円、営業利益は同7%増の23億5000万円と連続の過去最高更新となる見通しで、これを好感する買いを呼び込んだ。なお、年間配当は前期と並びの140円を計画、配当利回りは前日終値ベース換算で4%超と高水準。
■ハブ <3030> 985円 +65 円 (+7.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
ハブ<3030>が大幅高。同社が7日に発表した8月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比50.4%増と大幅に伸長したことが好感された。ドリンクが全品半額となるハブの日を実施したことなどが寄与した。なお、全店売上高は同52.0%増だった。
■買取王国 <3181> 1,130円 +69 円 (+6.5%) 本日終値
買取王国<3181>が続伸。7日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比18.7%増と18カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。ファッションをはじめ工具、トレカ、貴金属、ホビー、高級時計などほとんどの商材が順調に推移した。これにより8月単月の売上高として過去最高となり、1月から8カ月連続で単月の売上高は各月の過去最高を更新している。
株探ニュース