注目銘柄ダイジェスト(前場):ホットランド、日ケミコン、ナノMRNAなど

市況
2023年9月20日 11時43分

パレモ・HD<2778>:207円(-10円)

伸び悩んで大幅反落。前日に業績予想の修正を発表、上半期純利益は従来予想の4.1億円から5.1億円に、通期では5.7億円から7.5億円に引き上げている。店舗の賃貸借契約の変更に伴う補償による特別利益計上が主な要因に。ただ、本業ベースである営業利益の上方修正幅は小幅にとどまっており、売上高は家ナカ需要の反動から下振れの形に。前期までの収益改善モメンタムの鈍化が意識される状況となり、出尽くし感につながっているようだ。

エスクローAJ<6093>:148円(+2円)

続伸。前日に上半期の業績修正を発表している。営業利益は従来予想の0.6億円から2.1億円に上方修正、一転しての増益見通しとしている。各種システム支援サービスの利用件数が増加するとともに、建設事業者向けの設計サポートや現場支援サービスなども堅調に推移しているもよう。減価償却費なども想定より減少のようだ。第1四半期は3割超の減益決算であったため、増益見通しへの上方修正にポジティブなインパクトが先行。

ジェイテックコーポレーション<3446>:2817円(+120円)

大幅反発。スイスのパウル・シェラー研究所から総額約1億円の超高精度X線ミラー「OsakaMirror」の大型受注を獲得したと発表している。出荷時期は25年6月期以降を見込んでいるもよう。先週公表している米国2施設からの受注に続く大型受注となる形に。世界的に先端放射光施設の次世代バージョンアップや新施設の計画が順調に進んでいることから、今後も着実な受注獲得が期待される状況となっているもよう。

ホットランド<3196>:1816円(+129円)

大幅反発。前日に23年12月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の15億円から23.5億円、前期比34.7%増に引き上げ。新業態の開発、育成、成長に取り組んできた成果から、8月までの売上高が想定以上に堅調に推移しているようだ。為替差益の計上もあって、経常利益は14.5億円から28.5億円に上方修正。また、業績上振れに伴い、年間配当金も7円から10円に引き上げ、前期比3円の増配となる。

日ケミコン<6997>:1597円(+135円)

大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」でカバレッジを再開、目標株価を2100円としている。米国における民事訴訟が全て終結したことで、一連のカルテル関連事案は実体ベースで終息したと判断。そのうえで、アルミ電解コンデンサの事業環境は概ね健全であり、高い競争力を背景に26年3月期営業利益140億円の中計目標は達成可能と評価している。

ナノMRNA<4571>:233円(+49円)

一時ストップ高。ノーベル賞の発表を10月2日に控え、英国の学術情報サービス会社が今後受賞が有力視される研究者として筑波大学の柳沢正史氏と川崎市産業振興財団の片岡一則氏の2人を含む23人を発表したと一部メディアで報じられ、買い材料視されている。片岡氏はNANO MRNA(旧ナノキャリア)の創業者で、技術発明者として現在も同社の社外取締役を務めている。

タスキ<2987>:1354円(+165円)

大幅に続伸。23年9月期の営業利益予想を従来の22.70億円から23.90億円(前期実績17.14億円)に上方修正している。新築投資用IoTレジデンスやリファイニング物件の販売活動に注力した結果、第4四半期の販売件数が過去最多となったため。併せて期末配当予想を従来の22.00円から29.00円(前期末実績33.00円)に増額修正している。業績修正を踏まえて2.00円増配するほか、創立10周年の記念配当として5.00円を加えた。

ギックス<9219>:1571円(+26円)

大幅に3日ぶり反発。JR西日本<9021>と合弁会社設立に関する契約を締結すると発表している。高度デジタル人材の確保・育成が目的。合弁会社の事業内容は、鉄道オペレーションの生産性向上や個客接点・体験に関する企画・開発、JR西日本グループのデジタル施策の実行支援。設立予定は10月で、その他の詳細については未定だが、ギックスの出資比率は僅少となる見込みという。

《ST》

提供:フィスコ

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