注目銘柄ダイジェスト(前場):八洲電機、DDグループ、JMCなど

市況
2023年9月21日 11時37分

サツドラホールディングス<3544>:756円(-47円)

大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2.3億円で前年同期比3.1倍となっている。ドラッグストア・インバウンドフォーマットともに売上が好調に推移しているようだ。ただ、月次動向から売上高の2ケタ成長は織り込み済みであり、据え置きの通期営業利益予想10億円、前期比3.3倍に対する進捗率などにもサプライズは限定的。目先の出尽くし感につながる状況となっているもよう。

GSユアサ<6674>:2713円(+40.5円)

大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も2800円から3600円に引き上げている。HV用リチウムイオン電池と産業電池事業の中期利益成長の高まりを反映したことで、バリュエーションのディスカウント幅を縮小させているようだ。顧客のHV販売増と採用車種拡大により、26年3月期にかけてリチウムイオン電池の需要数は年率15-20%で増加するとみているもよう。

八洲電機<3153>:1390円(+101円)

大幅反発。前日に24年3月期の業績修正を発表している。営業利益は従来予想の29億円から33億円、前期比18.1%増に上方修正。プラント事業を中心に老朽設備の維持・保全案件等の大型工事案件が好調に推移し、付加価値の高いエンジニアリング案件に注力したことで売上総利益率が改善しているようだ。第1四半期は好スタートを切っていたものの、早い段階での通期予想上方修正をポジティブに評価する動きが優勢に。

DDグループ<3073>:1924円(+184円)

大幅反発。いちよし証券ではレーティングを新規に「A」、フェアバリューを3300円としている。不採算店舗の閉鎖など体質改善効果によって24年2月期業績は会社計画を上回ると予想しているほか、ライフタイムバリューの最大化を推進することにより、持続的な成長も期待できるとしている。同業他社比でPER水準も割安と判断しているもよう。24年2月期営業利益は前期比6倍の28億円を予想、会社計画22.5億円を大きく上振れるとみている。

レーザーテック<6920>:21585円(-205円)

反落。前日に開催された米FOMCでは、市場の想定通りに政策金利は2会合ぶりの据え置きとなっている。一方、参加者19人中12人が年内の追加利上げを予想していることが明らかになっているほか、パウエルFRB議長も「適切であればさらに利上げする用意がある」と改めて明言。想定よりもスタンスはタカ派との見方から、米国市場ではハイテク株中心に売りが優勢となっており、SOX指数も1.7%超の下落となっている。

JMC<5704>:1414円(+300円)

ストップ高。新たな生産設備として大型低圧鋳造設備の導入を完了し、10月から稼働すると発表している。低圧鋳造設備は自動車部品などの製造に用いられており、今回導入する大型低圧鋳造設備は定盤面積2000ミリ×2000ミリ、溶解重量500キロの大型低圧鋳造炉を擁しているという。次世代型バッテリーEVの開発で部品の機能集約化・大型化が進む中、新設備導入で大型鋳造部品の製造が可能になる点が投資家から評価されているようだ。

WASHハウス<6537>:304円(+26円)

大幅に4日ぶり反発。洗濯機・乾燥機の予約サービスを全国のWASHハウスで展開すると発表している。アプリを利用してWASHハウスのコインランドリーの洗濯機や乾燥機を自宅などで予約できるようになる。22日から267店舗で展開を開始し、年内には全店舗への導入が完了する予定。また、店舗限定・期間限定でコインランドリーの無料営業を実施する。期間は22日から24日まで、対象は260店舗。

サンウェルズ<9229>:2495円(+111円)

大幅に3日ぶり反発。24年3月期の営業利益予想を従来の29.47億円から33.53億円(前期実績14.34億円)に上方修正している。既存施設・新規施設ともに予想を上回る水準で推移しているため。中期経営計画も26年3月期の営業利益目標を59.90億円から73.65億円に修正した。また、24年3月期の年間配当予想を従来の10.00円から12.00円(1対3の株式分割前の前期実績は26.00円)に増額修正した。業績修正を踏まえて中間、期末ともに1.00円ずつ増配する。

《ST》

提供:フィスコ

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