JCRファなどバイオ関連株に投資資金流入、政府の経済対策でバイオ支援の動き
JCRファーマ<4552>が4日ぶり反発したほか、カルナバイオサイエンス<4572>、キャンバス<4575>、メディシノバ・インク<4875>、クリングルファーマ<4884>などバイオ関連株に動意づく銘柄が相次いでいる。政府は10月にまとめる経済対策で重要物資の供給力の強化を盛り込む調整に入ったことが伝わっているが、そのなか半導体や蓄電池と並んで、バイオ関連なども対象に5~10年の単位で企業の生産コストの負担を軽減する税制を検討する方向にある。民間企業の参入に際し、リスクが高い分野で政府が支援する構えにあることで、バイオベンチャーへの思惑買いを誘発しているようだ。バイオセクターはこれまで貸株調達による空売りが積み上がっている銘柄も多く、このアンワインドの動きも需給面から株価に浮揚力を与えている。