東京株式(前引け)=反落、半導体主力株売られ下値試す展開に
26日前引けの日経平均株価は前営業日比298円77銭安の3万2379円85銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億2155万株、売買代金概算は1兆5580億円。値上がり銘柄数は517、対して値下がり銘柄数は1245、変わらずは74銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方にやや売り優勢で始まった後は急速に下値を探る展開を強いられた。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数が5日ぶりに反発したものの、FRBの金融引き締め長期化観測を背景に米長期金利の上昇を警戒するムードが強い。東京市場では半導体関連の主力銘柄が売られたほか薬品株も値を崩す銘柄が多く、全体相場を押し下げる格好となった。値下がり銘柄数は1200を超え、プライム市場全体の68%を占めている。
個別では東京エレクトロン<8035>が安く、アドバンテスト<6857>も軟調。キーエンス<6861>も売りに押された。エーザイ<4523>が大きく値を下げ、三菱重工業<7011>も下落した。インフォマート<2492>が急落、ラクスル<4384>も大幅安。チェンジホールディングス<3962>の下げも目立つ。半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が高く、商船三井<9104>も上昇した。武田薬品工業<4502>が堅調、任天堂<7974>もしっかり。楽天銀行<5838>が大幅高に買われ、力の源ホールディングス<3561>も急伸。日本取引所グループ<8697>も高い。