【市場反応】米9月ミシガン大消費者信頼感指数確報値が予想外に上方修正、ドル買い強まる
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は68.1と、速報値67.7から予想外に上方修正された。8月69.5からは低下し6月来の低水準となった。現在景況感は71.4と、69.8から71.4へ予想以上に上方修正され指数を押し上げ。先行景況感は66.0と、66.3から上方修正予想に反し下方修正された。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注目の1年期待インフレ率確報値が3.2%と、速報値3.1%から予想通り上方修正されたが、21年1月来で最低。また、5-10年期待インフレ率確報値は2.8%と、速報値2.7%から上方修正され21年7月来で最低となった。
事前に発表された米9月シカゴ購買部協会景気指数は44.1と、8月48.7から予想以上に低下した。
米10年債利回りは4.51%まで低下後、下げ止まった。
予想外に上方修正された消費者信頼感指数確報値を受けてドル買いが強まり、ドル・円は148円95銭から149円40銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0610ドルから1.0558ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2266ドルから1.2181ドルまで下落し、日中安値を更新した。
【経済指標】
・米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:68.1(予想:67.7、速報値:67.7)
・米・9月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:3.2%(予想:3.2%、速報値:3.1%)
・米・9月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.8%(予想:2.8%、速報値:2.7%)
・米・9月シカゴ購買部協会景気指数:44.1(予想:47.6、8月:48.7)
《KY》