伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (10月4日記)
日経平均株価は、昨晩のNYダウが下げた流れを映して、寄り付き値が下放れて始まる公算です。
寄り付き値の下放れで、6月19日と9月15日の高値で作るダブル・トップの完成を確認できるため、目先は勢いの強い下げの流れを継続する可能性が出てきます。
天井型を完成した後の下値の目安は、2万8500円以下へ拡大します。
現時点では、6月19日以降が保ち合いの動きの途中である可能性を残しています。保ち合いの動きの途中なら、これまでのレンジ下限(8月18日の安値3万1275円)割れが意識される動きとなって、本日は強く下値を支えられる動きが表れると考えられます。
その場合、本日は寄り付き後の早い時間帯で、押し目をつける動きになる公算です。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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