東京株式(前引け)=大幅続落、米長期金利上昇を警戒しリスクオフ加速

市況
2023年10月4日 11時47分

4日前引けの日経平均株価は前営業日比603円05銭安の3万634円89銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億1489万株、売買代金概算は2兆308億円。値上がり銘柄数は171、対して値下がり銘柄数は1642、変わらずは22銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が強まり、日経平均は600円を超える急落で3万1000円台を割り込んだ。前日の欧米株が全面安に売られたことで市場のセンチメントが一段と冷やされている。米長期金利の上昇が嫌気されており、外国為替市場では一時1ドル=150円台をつけるなど急速に円安に振れているが、足もとでこれを好感する動きはみられない。全体の9割に相当する銘柄が下落した。また、売買代金は前場段階で2兆に乗せるなど高水準。

個別ではきょうも断トツの売買代金をこなしているレーザーテック<6920>が大きく売り優勢、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>なども安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大幅安、三菱重工業<7011>、日本製鉄<5401>なども売られた。東京電力ホールディングス<9501>、日立製作所<6501>なども安い。イトーキ<7972>、イー・ガーディアン<6050>は急落した。半面、キーエンス<6861>がしっかり、リクルートホールディングス<6098>、オリエンタルランド<4661>なども頑強。ネクステージ<3186>も買い戻された。このほか、前日まで2日連続ストップ高のケーヨー<8168>はきょうも大幅高に買われた。

出所:MINKABU PRESS

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