注目銘柄ダイジェスト(前場):エスプール、Gunosy、マネックスGなど

市況
2023年10月5日 11時46分

ダイヤHD<6699>:832円(+63円)

大幅反発。前日に中期経営計画を発表している。数値目標としては、28年3月期売上高2000億円(コミットメント1500億円)、営業利益率6%以上、ROE20%以上などを掲げている。24年3月期見通しは売上高980億円、営業利益率1%、ROE2%前後にとどまっており、今後の業容急拡大期待の高まりにつながっている。とりわけ、電子機器事業の売上拡大を想定しているもよう。また、第4回新株予約権の取得・消却完了も発表している。

太陽誘電<6976>:3703円(-260円)

大幅続落。2030年満期ユーロ円建CB500億円の発行を発表している。生産能力増強のための設備投資資金に充当する計画。転換価額は4360円で前日終値に対するアップ率は10.02%となる。発行済株式数に対する潜在株式数の比率は9.2%になる見込みで、短期的な業績懸念が残る中、潜在的な希薄化をマイナス視する動きが先行。なお、同社のCB発行は2014年以来となるようだ。

エスプール<2471>:385円(-79円)

大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は20.6億円で前年同期比9.6%減となっている。6-8月期は5.6億円で同20.6%減となり、減益幅は拡大する形となっている。閑散期であるなか、先行投資の発生や農園販売の期ずれの影響が強まったもよう。人材ソリューション事業の回復が遅れる形に。通期予想の36.2億円、前期比17.1%増は据え置いているものの、下振れ懸念が強まる状況とみられる。

Gunosy<6047>:674円(+100円)

ストップ高。約17%を出資しているインドのフィンテック企業sliceと、同国のノースイーストスモールファイナンス銀行の合併を、インド準備銀行が承認したと伝わっているもよう。現在は、全国会社法裁判所からの最終承認待ちのようだ。Sliceの企業価値のさらなる向上につながるほか、シナジー効果などによる同社事業への収益貢献期待なども高まる状況となっているもよう。

マネックスG<8698>:659円(+100円)

ストップ高。マネックス証券がドコモの子会社になると発表している。同社が中間持ち株会社を設立してマネックス証券をその傘下に移し、24年1月にドコモが持ち株会社の株式を取得、増資も引き受けることで出資比率は49.05%になるようだ。同社にとってマネックス証券は持分法適用会社となるが、ドコモとの提携によるマネックス証券の口座数、預かり資産拡大期待が高まるほか、売却資金を使った株主還元拡充などへの期待も高まる方向に。

リネットジャパン<3556>:591円(+30円)

大幅に4日ぶり反発。子会社のリネットジャパンリサイクル(愛知県大府市)とSGホールディングス<9143>傘下のSGムービング(東京都江東区)が新たに5自治体(埼玉県嵐山町、愛知県稲沢市、同県北名古屋市、大阪府大阪狭山市、長崎県川棚町)と「連携と協力に関する協定」を締結したと発表している。自治体公認で家電リサイクル法指定品目を含む使用済み家電を自宅から回収する。協定を締結した自治体は合計で91となった。

AB&C<9251>:1160円(+52円)

大幅に続伸。9月の国内既存店売上高が前年同月比0.8%増になったと発表している。前月は2.4%増だった。国内全店舗売上高は12.7%増(前月14.5%増)の23.62億円で、内訳は直営店舗が11.46億円(前年同月10.74億円)、FC店舗が12.16億円(同10.20億円)。AB&Company株は3日に直近安値(1060円)まで急落しており、自律反発に期待した買いも入っているとみられる。

スマレジ<4431>:2792円(+150円)

大幅に4日ぶり反発。クラウドPOSレジ「スマレジ」の9月現在の有料プラン登録店舗数が前月比538店増の3万2459店だったと発表している。顧客管理にポイント管理などが付与された上位プラン「プレミアムプラス」が310店増の1万1174店となり、全体の伸びを牽引した。登録店舗数の堅調な増加が好感されていることに加え、前日までの続落で値頃感があることも買いにつながっているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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