伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (10月10日記)
日経平均株価は、NYダウが前週末から反発調となっている流れを映して、寄り付き値が上放れて始まる公算です。
寄り付き値の上放れが10月4日の安値3万0487円が短期的な押し目になっていることを示唆するため、目先は反発調を継続する可能性が出てきます。
その場合の目先の上値の目安は、10月2日の高値3万2401円が挙げられます。
一方で、現時点では、最近の反発が9月28日~10月2日と同程度の調整で終わり、すぐに下降を開始する可能性を残しています。
弱気の展開になる場合、本日は寄り付き後、すぐに下降を開始して6日の安値3万0928円以下へ下げる動きになる公算です。
寄り付き値が8月18日の安値3万1275円以下から始まって、寄り付き後、すぐに下降を開始するなら、弱気継続の可能性を考えておきます。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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