三菱重が急伸、中東情勢の緊迫化で防衛関連株に資金流入
三菱重工業<7011>が急伸している。日本時間7日に発生したイスラム主義組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受け、イスラエルが報復作戦を進めており、ハマスが実効支配するパレスチナのガザ地区への空爆が行われた。ハマスの攻撃には、イランの支援があったと米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えている。中東情勢の緊迫化と地政学リスクの高まりを受けて9日の欧米市場で防衛関連株が物色されたが、連休明けの東京市場はこうした海外市場の流れを引き継ぐ形で、関連銘柄に資金が流入している。
川崎重工業<7012>や細谷火工<4274>や新明和工業<7224>が買われ、石川製作所<6208>、豊和工業<6203>、カーリットホールディングス<4275>、日油<4403>が上伸している。