10万円以下で買える、財務健全&低PER 24社【スタンダード】編 <割安株特集>

特集
2023年10月8日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。また、赤字決算や無配の企業が数多くあることにも留意したい。

東証スタンダード上場企業では715銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額80億円以上、(3)株主資本比率が50%以上、(4)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる24社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは6日現在)

6日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全&低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。

最低投資 株主資本  予想

コード 銘柄名      金額   比率   PER

<5363> TYK     32400   68.3   7.0

<7254> ユニバンス   38100   50.7   8.8

<7461> キムラ     54200   52.5   6.6

<7551> ウェッズ    62000   65.6   7.0

<4231> タイガポリ   63500   68.5   9.0

<9059> カンダ     70500   52.3   7.4

<5951> ダイニチ工業  72300   90.4   9.4

<7871> フクビ     73600   66.0   9.8

<4800> オリコン    74700   84.6   8.4

<2344> 平安レイ    76500   60.8   8.3

<5965> フジマック   79400   52.1   8.3

<5816> オーナンバ   81000   60.0   5.8

<7218> 田中精密    82500   50.8   7.3

<7643> ダイイチ    83500   67.3   8.1

<6488> ヨシタケ    85700   85.0   9.9

<9078> エスラインG  87100   63.9   9.0

<4712> KeyH    87300   68.4   8.2

<3355> クリヤマHD  87600   57.4   5.2

<9233> アジア航    88300   58.9   8.6

<9890> マキヤ     88800   53.3   7.5

<4992> 北興化     90100   68.0   6.4

<6161> エスティック  92100   84.5   8.2

<3246> コーセーRE  97100   70.0   8.7

<6489> 前沢工業    99100   61.5   7.2

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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