米国株見通し:下げ渋りか、引き締め方針の後退に期待

市況
2023年10月10日 11時47分

(11時30分現在)

S&P500先物      4,374.25(+5.50)

ナスダック100先物  15,219.50(+32.50)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は40ドル高。長期金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

9日の主要3指数は続伸。軟調スタートも取引半ば以降に切り返し、ダウは197ドル高の33604ドルと2日連続で上値を伸ばした。イスラエルと武装組織ハマスの戦闘激化で中東情勢の不安定化が懸念され、リスク回避ムードから売り先行。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)当局者から債券利回りの上昇により引き締め継続に慎重な見解が示された。それを受け長期金利の低下を背景に買戻しが強まり、相場をプラスへ押し上げた。

本日は下げ渋りか。引き続き中東の混乱が不安視されるなか、先行き不透明感から売りが出やすい地合いに変わりはない。また、今晩も当局者からインフレ抑止に向けタカ派的な発言が予想される。半面、FRB内ではハト派寄りの発言も聞かれ、今月末から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、今後は利上げ観測が弱まる可能性もあろう。高水準で推移する金利が抑えられればハイテク関連への買いは継続し、指数は下げづらい。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.