カネコ種苗が反落、第1四半期は2ケタ営業減益
カネコ種苗<1376>が反落している。前週末6日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高137億2700万円(前年同期比5.8%減)、営業利益2億5800万円(同11.4%減)、純利益2億800万円(同7.5%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気されている。
農材事業で前年同期に値上がり前需要により販売が増加した反動があったほか、酷暑に伴う生産者の散布機会喪失で除草剤が、また害虫発生が少なかったことにより殺虫剤の販売がそれぞれ減少した。また、原料価格高騰に伴う農業資材価格の上昇が生産者の買い控えや設備投資意欲の減退を招き、施設材事業で農業用フィルムを中心に販売が減少した。
なお、24年5月期通期業績予想は、売上高640億円(前期比2.9%増)、営業利益18億5000万円(同3.6%増)、純利益14億5000万円(同1.7%増)の従来見通しを据え置いている。