本日注目すべき【好決算】銘柄 KG情報、Jグループ、中北製 (10日大引け後 発表分)

注目
2023年10月11日 7時01分

10月10日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

KG情報 <2408> [東証S] ★1-9月期(3Q累計)経常は53%増益で着地、今期配当を20円増額修正

◆23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比52.7%増の2億2900万円に拡大して着地。ライフ関連情報の賃貸物件情報サービス「賃貸スタイル」が好調なことに加え、フリーペーパーの発行エリアの統合による配布費用の削減などコスト低減が利益拡大につながった。

配当性向を従来の25%とする上限を撤廃して80%に引き上げたことに伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→30円(前期は11.7円)に大幅増額修正した。

CVSベイ <2687> [東証S] ★上期経常を37%上方修正

◆24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益を従来予想の2億2700万円の黒字→3億1100万円の黒字(前年同期は6300万円の赤字)に37.0%上方修正した。インバウンド需要の急回復などを背景に販売価格の調整によりホテル事業の収益が改善したことが利益を押し上げた。マンションフロントサービス事業で業務効率化による生産性向上も奏功した。

上方修正した上期計画が通期計画の2億8100万円の黒字を既に上回っており、通期業績の上振れも期待される。

北雄ラッキー <2747> [東証S] ★上期経常は2.6倍増益で上振れ着地・対通期進捗率72%

◆24年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.6倍の3億円に急拡大し、従来予想の2.1億円を上回って着地。シティ紋別店の改装延期で改装費用が後ずれしたほか、政府による電気料金補助政策により電気料金の実績が想定を大きく下回ったことが利益を押し上げた。

通期計画の4.2億円に対する進捗率は71.7%に達しており、上振れが期待される。

Jグループ <3063> [東証G] ★今期経常を2.4倍上方修正

◆24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益は1億2700万円の黒字(前年同期は6億1200万円の赤字)に浮上して着地した。コロナ禍からの経済活動の正常化が順調に進んだことで既存店売上がコロナ禍前実績を上回ったことが寄与。既存店舗のリニューアルや新業態の開発、生産性の向上、本社費用の削減などに取り組んだことも黒字転換につながった。

上期業績の好調に伴い、通期の同損益を従来予想の5800万円の黒字→1億4000万円の黒字(前期は9億0100万円の赤字)に2.4倍上方修正した。

アークコア <3384> [名証N] ★上期経常は37%増益・通期計画を超過

◆24年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比36.8%増の3億0100万円に拡大して着地。バイク事業で下期以降もオークションでの落札価格が継続して下降するリスクを回避するために、商品在庫の削減を進めたことで売上が大きく伸びたことが寄与した。

通期計画の1億8800万円に対する進捗率が160.1%と既に大きく上回っており、上振れが期待される。

中北製 <6496> [東証S] ★6-8月期(1Q)経常は64%増益で着地・対上期進捗率82%

◆24年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比64.3%増の4.5億円に拡大して着地。遠隔操作装置の販売が拡大したほか、バタフライ弁や自動調整弁も伸びたことが寄与。好採算の修理やメンテナンス関連の部品に注力したことも奏功した。受取利息・受取配当金の増加や為替差損の改善も経常利益を押し上げた。

上期計画の5.5億円に対する進捗率は82.0%に達しており、上振れが期待される。

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