株価指数先物【引け後】 日経平均型へのリバランスの動きは継続

市況
2023年10月13日 18時15分

日経225先物 32250 -390 (-1.19%)

TOPIX先物 2305.5 -39.0 (-1.66%)

日経225先物(12月限)は前日比390円安の3万2250円で取引を終了。寄り付きは3万2300円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2270円)にサヤ寄せする格好から売りが先行した。売り一巡後に買い直され、寄り付き後ほどなくして一時3万2520円まで下げ幅を縮める場面も見られた。ただし、このところの急ピッチの上昇に対する持ち高調整の動きもあり、膠着感が強まるなか、前引けにかけては3万2400円を挟んだ狭いレンジで推移。後場に入り3万2300円を下回ると小動きながらじり安基調となり、終盤にかけて3万2240円まで売られる場面も見られた。

SQに絡んだ商いは日経平均型、TOPIX型ともに売り越しと推定され、SQ値は3万2360円91銭だった。終盤にかけて弱い値動きにより日経平均株価もSQ値を下回っており、心理的な抵抗として意識されてくる可能性はあろう。ただし、日経225先物は25日、75日移動平均線をキープしていることから、両線を割り込んで3万2000円を下回ってくるまではショートは強まらないとみておきたい。週足ベースでは13週線を上回ってきており、同線が位置する3万2110円処も支持線として意識されてきそうだ。

米国では、9月の消費者物価指数(CPI)の結果を受けた米長期金利の上昇が重荷となったことから、引き続き金利の動向睨みの展開が続くことになろう。ただし、このところの米高官らのハト派発言で次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測は後退しているとみられ、TOPIX型から日経平均型へのリバランスの動きは継続するとみておきたい。

来週はバンク・オブ・アメリカ<BAC>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>など金融のほか、テスラ<TSLA>の決算発表を控えて、次第に業績面を手掛かりとした物色が強まる可能性がある。

NT倍率は先物中心限月で13.98倍だった。一時14.01倍まで上昇する場面があり、いったんはリバランスが一巡した面もありそうだが、75日、200日線が位置する14.05倍前後を捉えてくるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まる展開を想定しておきたい。

手口面では、日経225先物はABNクリアリン証券が4349枚、シティグループ証券が1532枚、BNPパリバ証券が807枚、ソシエテジェネラル証券が685枚、みずほ証券が213枚の買い越しに対して、野村証券が5599枚、モルガンMUFG証券が661枚、SBI証券が639枚、ゴールドマン証券が491枚、大和証券が444枚の売り越しだった。

TOPIX先物は、ソシエテジェネラル証券が1248枚、JPモルガン証券が751枚、BNPパリバ証券が648枚、みずほ証券が507枚、シティグループ証券が289枚の買い越しに対して、バークレイズ証券が1180枚、ドイツ証券が686枚、ゴールドマン証券が654枚、ビーオブエー証券が389枚、モルガンMUFG証券が315枚の売り越しだった。

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