話題株ピックアップ【夕刊】(1):IDOM、良品計画、ローソン

注目
2023年10月16日 15時13分

■IDOM <7599>  825円  +113 円 (+15.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

IDOM<7599>が急反騰。前週末13日の取引終了後に発表した3~8月期決算は、売上高が前年同期比9.7%減の2036億9600万円、営業利益が同17.6%減の70億9800万円だった。ただ、四半期ベースで見ると3~5月期が減収減益だったのに対し、6~8月期は増収増益に転換しており、足もとの業績回復が評価される形で買われた。前期にオープンした大型店が稼働したことや既存大型店の小売り台数が堅調だったことで、国内直営店の小売り台数は増加した。一方、販管費の増加や豪州子会社の連結除外による影響があった。通期見通しは据え置いている。

■TWOST <7352>  1,579円  +147 円 (+10.3%)  本日終値

TWOSTONE&Sons<7352>が急反発。前週末13日の取引終了後に発表した24年8月期連結業績予想で、売上高132億2500万円(前期比31.5%増)、営業利益4億4900万円(同40.7%増)、純利益2億4000万円(同41.6%増)と大幅増益を見込むことが好感された。主要KPI(重要業績評価指標)であるエンジニア稼働数・登録数の増加が売上高を牽引し既存事業の加速を見込む。これにM&Aによる成長を加えることで、更なる飛躍的な成長を目指すとしている。なお、23年8月期決算は、売上高100億5600万円(前の期比46.4%増)、営業利益3億1900万円(同63.5%増)、純利益1億7000万円(同26.3%増)だった。

■良品計画 <7453>  1,974円  +161.5 円 (+8.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

良品計画<7453>は急伸し年初来高値更新。前週末13日の取引終了後に24年8月期業績予想を発表。売上高を前期比10.1%増の6400億円、営業利益を同44.9%増の480億円と好調な見通しを示しており、これを好感した買いが入った。配当予想は前期比据え置きの40円とした。同時に発表した23年8月期決算は、売上高が前の期比17.2%増の5814億1200万円、営業利益が同1.1%増の331億3700万円だった。価格改定に伴い国内事業の収益改善が進んだほか、中国大陸事業をはじめとする海外事業が引き続き好調だった。

■クオンタムS <2338>  2,407円  +129 円 (+5.7%)  本日終値

13日に決算を発表。「今期最終を一転黒字に上方修正」が好感された。

クオンタムソリューションズ <2338> [東証S] が10月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終損益は1億0900万円の赤字(前年同期は8億1000万円の赤字)に赤字幅が縮小し、従来の1億4000万円の赤字予想からも赤字幅を縮小して着地。併せて、通期の同損益を従来予想の2億1000万円の赤字→1億2500万円の黒字(前期は9億5400万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

⇒⇒クオンタムSの詳しい業績推移表を見る

■C&Fロジ <9099>  1,332円  +36 円 (+2.8%)  本日終値

C&Fロジホールディングス<9099>が4日ぶりに反発。前週末13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1153億円から1170億円(前期比3.2%増)へ、営業利益を34億円から43億円(同2.3%減)へ、純利益を25億円から30億円(同1.9%減)へ上方修正し、中間・期末各14円の年28円としていた配当予想を中間・期末各17円の年34円へ引き上げたことが好感された。既存顧客の取扱物量の回復やEC関連業務をはじめとした新規業務の受託が売上高を押し上げることに加えて、資源価格の高騰や需給ひっ迫によるエネルギーコストの高止まりの影響が想定を下回って推移していることが寄与する。

■INPEX <1605>  2,131.5円  +56 円 (+2.7%)  本日終値

INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が高い。全般相場が下落するなか逆行高となった。イスラム組織ハマスとイスラエルとの軍事衝突が激化し、中東情勢が緊迫化するなか、原油価格は上昇している。13日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日比4.78ドル高の1バレル=87.69ドルに上昇した。WTI価格は9月下旬に一時95ドル台まで上昇した後は10月上旬には80ドル台前半まで値を下げていたが、足もとでは再び上昇基調を強めている。

■サムティ <3244>  2,424円  +58 円 (+2.5%)  本日終値

サムティ<3244>が反発。前週末13日の取引終了後、23年11月期の連結業績予想について、売上高を1650億円から1900億円(前期比47.9%増)へ、営業利益を180億円から200億円(同42.0%増)へ、純利益を60億円から110億円(同1.2%増)へ上方修正したことが好感された。国内外投資家の旺盛な投資意欲に支えられ、賃貸マンション及びホテルの売却が想定以上に進んだことが要因。また、従来予想では海外子会社において円高による為替差損の発生を想定していたが、円安により為替差益が発生することも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(22年12月~23年8月)決算は、売上高1017億9200万円(前年同期比60.6%増)、営業利益88億8700万円(同73.1%増)、純利益34億100万円(同28.3%減)だった。

■ローソン <2651>  6,875円  +157 円 (+2.3%)  本日終値

ローソン<2651>は大幅続伸。前週末13日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を1兆600億円から1兆800億円(前期比8.0%増)へ、純利益を290億円から470億円(同58.2%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各100円の年200円から中間・期末各117円50銭の年235円へ引き上げたことが好感された。上期において、国内コンビニエンスストア事業のローソン単体の売り上げが堅調に推移した一方、電気代負担が想定を下回っていることが要因。また、海外事業・エンターテインメント関連事業が好調に推移していることも寄与する。なお、第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高5454億9200万円(前年同期比11.1%増)、純利益324億300万円(同58.3%増)だった。

■SPDR <1326>  26,555円  +475 円 (+1.8%)  本日終値

SPDRゴールド・シェア<1326>やNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>、純金上場信託(現物国内保管型)<1540>といった金ETFが高い。13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、12月限が前日比58.5ドル高の1トロイオンス=1941.5ドルに上昇した。イスラム組織ハマスとイスラエルとの軍事衝突が激化し、中東情勢が緊迫化するなか、安全資産である金を見直す動きが強まっている。

■eBASE <3835>  661円  +10 円 (+1.5%)  本日終値

eBASE<3835>が反発。前週末13日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が21億6000万円から23億6600万円(前年同期比14.4%増)へ、営業利益が5億円から6億2700万円(同40.6%増)へ、純利益が3億3000万円から4億3300万円(同36.2%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。eBASE事業で、主に日雑業界の大型案件の検収による売り上げ計上や新たな受注が順調に進み、特に大手ホームセンターの大型案件で前倒し検収が進んだことが売上高・利益を押し上げた。また、IT開発アウトソーシングビジネス分野のeBASE-PLUS事業が堅調に推移していることも寄与した。

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