話題株ピックアップ【夕刊】(3):JESCO、ココナラ、カルナバイオ
■JESCO <1434> 670円 +100 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値
JESCOホールディングス<1434>に物色人気集中。同社は独立系の電気工事会社でベトナムなど海外にも積極的に進出している。足もとでは世界的な脱炭素への取り組みを背景に太陽光発電関連の工事需要が旺盛で全体売上高の伸びに反映されている。前週末13日取引終了後に発表された24年8月期の業績予想では、売上高が前期比26%増の140億円、営業利益が同2.6倍の11億2000万円と高変化が見込まれており、これがサプライズとなり投資資金の攻勢につながった。株価指標面での割安感も際立っている。
■ココナラ <4176> 415円 +59 円 (+16.6%) 本日終値
ココナラ<4176>が急反発。同社は13日取引終了後、24年8月期通期の連結業績予想を公表。営業損益の見通しを1000万円の黒字(前期は1億2600万円の赤字)としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は前期比25.0%増の58億4800万円を見込む。20~30%の売上高成長を安定的に継続する方針とともに、収益性も意識した経営へと転換するという。
■カルナバイオサイエンス <4572> 714円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
カルナバイオサイエンス<4572>は急騰。この日朝方、新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連して、導出先である米ギリアド・サイエンシズ<GILD>が同プログラムから見出されたGS-9911の固形癌患者を対象としたフェーズ1試験の情報を米国の臨床試験データベース「Clinical Trials.gov」に登録したと発表。これが材料視されたようだ。
■ポエック <9264> 1,136円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
ポエック<9264>がストップ高まで買われた。同社は13日取引終了後、24年8月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比48.8%増の6億円としていることや、期末一括配当計画を前期比10円増配の43円としていることが好感されたようだ。売上高は同13.4%増の80億円を予想している。環境・エネルギー事業及び動力・重機事業の関連市場において需要が増加傾向で推移するとみている。
■ジェイフロンティア <2934> 5,550円 +705 円 (+14.6%) ストップ高 本日終値
ジェイフロンティア<2934>が急反発。前週末13日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算で、営業利益が3600万円(前年同期1億7900万円の赤字)となり、前年同期比で黒字転換したことが好感された。医薬品のD2Cやオンライン診療・オンライン服薬指導・医薬品の宅配をワンストップで提供する「SOKUYAKU」を展開するメディカルケアセールス事業や、ヘルスケア関連D2C事業者に対するブランディング・マーケティング支援などを行うヘルスケアマーケティング事業で、前期に大型の広告運用案件の受注があった反動があり、売上高は42億2300万円(前年同期比23.8%減)となった。ただ、想定よりも効率的な顧客獲得に成功したほか、医薬品の在庫不足を受けて広告宣伝費を抑制したことなどが寄与し営業損益は黒字化した。なお、24年5月期通期業績予想は、売上高205億9800万円(前期比22.3%増)、営業利益1億300万円(前期18億1600万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■メタリアル <6182> 1,225円 +132 円 (+12.1%) 本日終値
メタリアル<6182>が急騰。人工知能(AI)を活用した自動翻訳サービスやソフトの提供を行うが、AI翻訳サービスへの需要は旺盛で足もとの業績は絶好調に推移している。前週末13日取引終了後に発表した24年2月期第2四半期(23年3~8月)の営業利益は前年同期比62%増の3億9000万円と大幅な伸びを達成した。これを好感する形で上値を見込んだ投資資金の攻勢が顕著となった。
■三機サービス <6044> 1,098円 +118 円 (+12.0%) 本日終値
三機サービス<6044>が急反発。同社は13日取引終了後、24年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。営業損益が1億700万円の黒字(前年同期は1億4100万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比68.8%増の45億3700万円で着地した。前期から始まった大口取引先のトータルメンテナンスサービスや大口の空調設備改善工事が順調に推移したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については売上高179億円(前期比21.5%増)、営業利益7億2900万円(同26.7%増)とする従来見通しを据え置いている。
■VIX短先物 <1552> 742円 +73 円 (+10.9%) 本日終値
国際のETF VIX短期先物指数<1552>が大幅続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場に警戒感が高まる局面で上昇する特性を持つ。16日の米VIX指数は前日に比べ2.63(15.76%)ポイント高の19.32に上昇した。一時20.78と警戒ラインとされる20を上回った。イスラム組織ハマスとイスラエルとの軍事衝突が激化し、中東情勢が緊迫化するなか原油や金価格は上昇するなど、リスク回避の動きも強まりVIX指数は上昇している。
■クシム <2345> 389円 +33 円 (+9.3%) 本日終値
クシム<2345>が大幅反発。前週末13日の取引終了後、子会社チューリンガムがSBIデジタルハブ(大阪市北区)の主導する「オープンアライアンス」に参画したと発表しており、好材料視された。「オープンアライアンス」は、SBIデジタルハブがアライアンスパートナー各社と協働し、DX及びWeb3.0に関連した各種コンサルティングサービスを提供する取り組みのこと。今回の参画により、より多くのWeb3.0案件の獲得を目指すとしている。
■ノバレーゼ <9160> 365円 +30 円 (+9.0%) 本日終値
ノバレーゼ<9160>が急反発。前週末13日の取引終了後、23年12月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、好材料視された。毎年12月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、保有株数と保有期間に応じて食品ギフトやカタログギフト(2000~2万円相当)、ブロスダイニング優待券2枚(保有期間3年以上は4枚)を贈呈する。
●ストップ高銘柄
山大 <7426> 2,079円 +400 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値
テーオーHD <9812> 510円 +80 円 (+18.6%) ストップ高 本日終値
アクアライン <6173> 574円 +80 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
プロパテクノ <5527> 1,177円 -400 円 (-25.4%) ストップ安 本日終値
DDグループ <3073> 1,419円 -400 円 (-22.0%) ストップ安 本日終値
東名 <4439> 1,972円 -500 円 (-20.2%) ストップ安 本日終値
バリュエンス <9270> 2,104円 -500 円 (-19.2%) ストップ安 本日終値
日創プロニティ <3440> 738円 -150 円 (-16.9%) ストップ安 本日終値
など、8銘柄
株探ニュース