英ポンド週間見通し:伸び悩みか、英政策金利は据え置き予想

通貨
2023年10月28日 14時35分

■弱含み、追加利上げ観測後退でポンド買い縮小

今週のポンド・円は弱含み。米長期金利の上昇を警戒してリスク回避のポンド売り・米ドル買いが優勢となった。米ドル高・円安が進行する局面ではリスク選好的なポンド買い・円売りが観測されたが、英中央銀行による追加利上げ観測は後退し、中東情勢の一段の悪化が警戒されたことでリスク選好的なポンド買い・円売りは週末前に縮小した。取引レンジ:181円05銭-183円76銭。

■伸び悩みか、英政策金利は据え置き予想

来週のポンド・円は伸び悩みか。日本銀行は10月30-31日の金融政策決定会合で緩和政策を堅持する見込みだが、将来的な金融緩和策修正に向けた方針が示された場合、円売りは後退しそうだ。一方、11月2日に開催される英中銀金融政策委員会(MPC)は2会合連続で政策金利据え置きの公算。景気減速懸念も根強く、ポンド買いは入りづらい。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・11月2日 英中央銀行政策金利発表(現在:5.25%))

予想レンジ:179円00銭-183円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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