スクロールが急落、eコマース事業の受注低迷し今期業績・配当予想を引き下げ
スクロール<8005>が急落した。27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正し、最終利益の見通しを42億円から36億円(前期比13.7%減)に引き下げた。増益予想から一転、減益を見込む。年間配当予想も6円減額し42円(前期比6円減配)に見直しており、失望売りを促した。
売上高の見通しは830億円から800億円(同1.3%減)に修正した。eコマース事業での受注が想定よりも低迷する見通し。ソリューション事業では、物流代行サービスの顧客企業のEC・通販関連の物量が予想よりも減少が見込まれることとなった。4~9月期の売上高は前年同期比2.3%減の400億1600万円、最終利益は同0.6%増の23億4600万円だった。