日野自が急反落、ASEAN市場の減速で24年3月期業績予想を下方修正
日野自動車<7205>が急反落し年初来安値を更新している。前週末27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆7000億円から1兆5000億円(前期比0.5%減)へ、営業利益を200億円から10億円(同94.3%減)へ、最終損益を100億円の黒字から220億円の赤字(前期1176億6400万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。
海外市場で主力のインドネシアやタイで需要が低迷しており、グローバル販売台数の見通しを従来予想から2万1000台引き下げ年13万8000台としたことが要因。また、上期に米国における訴訟和解金を特別損失として計上したことも響く。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高7553億8800万円(前年同期比3.0%増)、営業利益67億6600万円(同59.3%減)、最終利益7600万円(同97.8%減)だった。