キーエンスは大幅高で底値圏離脱の動き、4~9月期最終微減益もコンセンサス上回る
キーエンス<6861>が7%を超える大幅高で5万7000円台目前まで上値を伸ばした。ハイテク系グロース株には向かい風の強い地合いながら、同社株は下値限界とみた押し目買いや買い戻しが流入し株価に浮揚力を与えている。前週末27日取引終了後に発表した23年4~9月期の最終利益が前年同期比若干減の1790億4100万円となった。これは事前コンセンサスを上回る内容だったことが、ショート筋の手仕舞いを誘発したとみられる。テクニカル的には25日移動平均線をマドを開けて上抜いたことで、トレンド転換を示唆している。