OLCが24年3月期業績予想引き上げ最高益を計画、来園者数増加・配当予想増額
オリエンタルランド<4661>は30日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、最終利益の見通しを869億9100万円から1051億8000万円(前期比30.3%増)に引き上げた。今期は最高益を計画する。年間配当予想はこれまでの予想から2円増額し11円とした。株式分割考慮後ベースで前期の年間配当は8円で、前期比で実質3円の増配を見込む。
今期の売上高予想は5439億5400万円から5946億8800万円(同23.1%増)に増額修正した。東京ディズニーリゾート40周年イベントによる集客効果が出たほか、訪日外国人客が想定を上回り、テーマパーク年間入園者の予想を2630万人に引き上げた。これまでの見通しは2510万人だった。9月中間期の売上高は前年同期比39.3%増の2843億3000万円、最終利益は同2.1倍の545億4900万円だった。
更に、OLCは中期経営計画の目標値を見直した。25年3月期の営業利益を1600億円レベル(これまでの計画は1000億円以上)、ROE(自己資本利益率)を11%レベル(同8%以上)などとする新たな目標を掲げた。