ディスコ、ルネサスなど半導体関連売られる、米株高もSOX指数軟調で金利上昇も嫌気
レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、マクニカホールディングス<3132>など半導体関連株への売り圧力が目立っている。前日の米国株市場ではNYダウが500ドル超に買われたものの、半導体関連株には値を下げる銘柄が相次ぎ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.3%安と全体上げ相場に逆行した。米10年債利回りが再び上昇基調を示したことで、ハイテク系・グロース銘柄への物色意欲は限定的だった。一方、国内では、きょう昼ごろに日銀の金融政策決定会合の結果が発表されるが、イールドカーブ・コントロール(YCC)の許容変動幅拡大も予想されている。国内でも長期金利の上昇が重荷になるとの思惑が半導体関連株の重荷となっているもようだ。韓国サムスン電子がきょう発表した23年7~9月期の営業利益が前年同期比78%減と急減したことも嫌気された形。ただし、サムスンの半導体部門の赤字は直近四半期については縮小傾向にあり、10~12月期の回復に期待を寄せる声もある。