大塚HDが後場上げ幅を拡大、第3四半期営業利益は77%増
大塚ホールディングス<4578>が後場上げ幅を拡大している。午後1時30分ごろに発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高1兆4790億円(前年同期比16.8%増)、営業利益2026億5000万円(同76.5%増)、純利益1617億1300万円(同45.6%増)と大幅増益となったことが好感されている。
医療関連事業で持続性抗精神病薬「エビリファイ メンテナ」、抗精神病薬「レキサルティ」、V2-受容体拮抗剤「ジンアーク」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」のグローバル4製品と導出品に対するロイヤルティー・マイルストーン収入の増加が業績を牽引した。一方のニュートラシューティカルズ関連事業では、「ポカリスエット」及び「ネイチャーメイド」が引き続き伸長した。
なお、23年12月期連結業績予想について、売上高を1兆9050億円から1兆9850億円(前期比14.2%増)へ上方修正したものの、営業利益2450億円(同63.0%増)、純利益1880億円(同40.4%増)は従来見通しを据え置いている。