化工機が続急伸し年初来高値更新、投資有価証券売却益発生で今期最終益は一転過去最高の見通し
三菱化工機<6331>が続急伸して年初来高値を更新し、3000円台に乗せた。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを25億円から40億円(前期比31.4%増)に上方修正した。減益予想から一転、過去最高益を計画する。配当予想も増額しており、株価の刺激材料となった。
売上高の見通しは475億円から485億円(同8.8%増)に増額した。4~9月期は工事採算の改善に加え、アフターサービス工事や部品の売り上げ増などが寄与し、業績は計画を上回って着地した。政策保有株式の見直しに伴って、上場有価証券4銘柄の売却益24億円を特別利益に計上することも、最終利益を押し上げる。更に、期末配当予想をこれまでの見通しの50円から20円増額し70円とした。年間配当予想は100円(前期比20円増配)となる。