レーザーテクが活況高、売買代金は前場取引時間中に3000億円到達
レーザーテック<6920>の上げ足が際立っている。1800円近い上昇で一時2万7000円台を回復した。また、売買代金はプライム市場のトップとなる日がほとんどだが、きょうは特に2位以下を大きく引き離す活況ぶりで午前11時過ぎの時点で3000億円を超えた。同社が31日取引終了後に発表した24年6月期第1四半期(23年7~9月)決算では最終利益が前年同期比14%増の77億200万円と2ケタの伸びを確保した。マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占するが、引き合いは旺盛であり、今期も業績拡大基調が見込めるとの思惑が買いを誘導している。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が上昇したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反発に転じており、足もとで1ドル=151円台と円安水準でもみ合う為替動向も株価に追い風となっている。