スミダコーポは年初来安値更新、1~9月期好決算も足もと業績悪を嫌気
スミダコーポレーション<6817>は大幅安で年初来安値更新。10月31日取引終了後に発表した1~9月期決算は、売上高が前年同期比9.9%増の1109億3300万円、営業利益が同38.6%増の74億1500万円と好調だった。ただ、四半期ベースでみると直近7~9月期は減収減益となっており、足もとの業績悪を嫌気した売りが優勢となっている。
パソコンやスマートフォン向けが伸び悩んだものの、電気自動車(EV)や電動車(xEV)向けの受注は好調だった。また、太陽光発電設備向けも堅調に推移した。利益面では増収や為替変動が寄与した一方、車載市場向け製品の品質補償に関する引当金がマイナス要因となった。なお、通期の増収増益見通しに変更はない。