東京株式(前引け)=続伸、米株高追い風も値上がり値下がり銘柄数は拮抗

市況
2023年11月2日 11時51分

2日前引けの日経平均株価は前営業日比352円83銭高の3万1954円48銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億9047万株、売買代金概算は2兆3471億円。値上がり銘柄数は811、値下がり銘柄数は800、変わらずは47銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場はリスク選好の地合いが継続した。前日の米国株市場ではFOMC通過後に強気優勢の地合いとなり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上値指向を強めた。これを受けて、きょうの東京市場でも買い安心感が広がり半導体関連などを中心に物色の動きが活発化した。米長期金利の低下を背景に足もと外国為替市場では円高方向に振れているが、輸出株への影響は限定的となっている。ただ、個別では目先利益確定の売り圧力も意識され、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は拮抗している。

個別ではトヨタ自動車<7203>が商いを伴い続伸、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>など半導体関連も高い。キーエンス<6861>が上昇、オリエンタルランド<4661>、ファーストリテイリング<9983>なども値を上げた。ぐるなび<2440>が急伸、オルガノ<6368>が値を飛ばし、デクセリアルズ<4980>も大幅高。半面、日本製鉄<5401>が安く、アステラス製薬<4503>も下落、オリックス<8591>も売られた。三菱重工業<7011>が冴えない。テイカ<4027>が急落、TIS<3626>、ヤマハ<7951>なども大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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